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OpenClawの使い方・料金・できること:GPT-6.1 Sol対応(2026年10月時点)

(2026年10月9日に更新)

OpenClawは、自分のパソコンやサーバーで動かすオープンソースのAIエージェントです。旧名はClawdbotとMoltbotで、公式の沿革ページによると2026年1月30日に現在の名前になりました。

2026年10月2日に公開された長期安定版(extended-stable)の2026.8.35のリリースノートには、GPT-6.1 Solへの対応と、重要なセキュリティ更新、信頼性の修正が入ったと書かれています。10月8日に出た最新の安定版2026.9.9のリリースノートは、SolをCodex経由で選べるモデルの一覧に加えたと書いています。

Linux向けには、コマンドで入れる方法のほかに、GitHubで配られるデスクトップアプリ(Debianパッケージの「.deb」とAppImage)があります。この記事では、使い方、Linuxでの入れ方、料金の考え方、9月の主な変更点、制限と注意点を、公式ドキュメントとGitHubのリリースノートに書かれている範囲でまとめます。

Linuxの入れ方と9月以降のリリース情報は2026年10月9日、そのほかの部分は10月8日時点の公式情報です。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • OpenClaw本体は無料です。公式ドキュメントのトップに有料プランはないと明記され、MITライセンスで公開されています。お金がかかるのは、つなぐAIモデルの利用料(API料金、または契約中のサブスクの枠)と、動かすパソコンやサーバーです。
  • GPT-6.1 Solは自動では選ばれません。設定で「openai/gpt-6.1-sol」を明示して選び、OpenAIのアカウントにそのモデルが出ていることが条件です。OpenClawの公式ドキュメントが載せるAPI料金は、100万トークンあたり入力$2、出力$10です。
  • ブラウザやコマンドの操作を任せられる分、権限の管理が大事です。公式は待ち受け先やDMの扱いの初期値を控えめにしていますが、サンドボックス(隔離した実行環境)は任意で、オンボーディングのQuick startの初期値はフルアクセスです。また、外部のスキルは信頼できないコードとして扱うよう案内しています。

OpenClawとは

OpenClawは、「Gateway(ゲートウェイ)」という常駐プログラムを自分の機器で動かし、チャットアプリとAIエージェントをつなぐ仕組みです。つなげるチャットアプリとして、公式はDiscord、Slack、Telegram、WhatsApp、Signal、iMessage、LINEなどを挙げています。

公式の機能一覧にある、できることは次のとおりです。

  • 複数のチャットアプリから、同じAIアシスタントに話しかける
  • 画像、音声、動画、書類をやり取りする
  • ウェブ検索、ブラウザの操作、コマンドの実行をAIに任せる
  • 決めた時刻にAIの仕事を動かす定期実行(cron)を使う

公式が対象として挙げているのは、開発者、パワーユーザー、チームで、データを自分で管理したい人向けの作りです。

動かせる環境

公式のPlatforms、Windows、macOS、Linux、FAQのページに書かれた条件です。

環境 入れ方 公式に書かれている条件
Windows Windows Hub(デスクトップアプリ) Windows 10 20H2以降と11。管理者権限なしで入り、公式は最も簡単な経路としています
Windows PowerShellのインストーラー、WSL2 CLIとGatewayを直接入れたい人向け。WSL2はLinuxに最も近い実行環境です
Mac メニューバーのアプリ macOS 15以降。CLIとGatewayだけなら、Nodeが動くmacOS 13.5以降が対応です
Linux、VPS コマンドで入れるGateway、デスクトップアプリ(.deb、AppImage) Ubuntu LTSが最も検証された経路。VPSは1 vCPUとメモリ1GBが最小で、2GB以上を推奨しています。公開されているデスクトップアプリはamd64(x86-64)向けです

Linuxでの入れ方:コマンドか、デスクトップアプリか

公式のLinux appとInstallのページによると、Linuxでは入れ方が2つあります。

  • コマンドで入れる:インストーラーのコマンドか、npmで、Gateway(常駐プログラム)とCLIを入れます。画面のないサーバーやVPSには、公式がこの方法を最も簡単としています。手順は「使い方」の節に並べました。
  • デスクトップアプリを入れる:公式が「Linux companion」と呼ぶアプリです。GitHubのリリースページに、DebianパッケージとAppImageの2種類のファイルが置かれています。

コマンドで入れる場合、Nodeが入っていないLinuxでは、インストーラーがNode 24 LTSを入れると、Installのページに書かれています。自動で入れられるのはglibcを使うLinux(x64とARM64)で、Alpineのようなmuslのものと、ほかのCPUは手動です。

Gatewayの常駐は、systemdのユーザーサービスで行います。systemdのないLinuxでは、画面を開いたまま動かすか、自分で用意した管理の仕組みで動かします。

デスクトップアプリの入手と入れ方は、Linux appのページに次のように書かれています。

  1. GitHubのリリースページで、使う版の添付ファイルから「OpenClaw-(版番号)-amd64.deb」または「OpenClaw-(版番号)-amd64.AppImage」を選びます。同じ場所に、チェックサムのファイル「SHA256SUMS.linux-app.txt」があります。
  2. Debianパッケージは、「sudo apt install ./OpenClaw-(版番号)-amd64.deb」で入れます。
  3. AppImageは、ファイルに実行権限を付けて、そのまま起動します。
  4. 最初の画面で「Get started」を選び、「On this computer」で自分のパソコンにGatewayを入れるか、「On another computer」で別の機器のGatewayにつなぐかを決めます。

2つのファイルの違いは、公式の説明では次のとおりです。

  • Debianパッケージ(.deb):入れた後の管理は、システムのパッケージ管理が持ちます。ダウンロードして入れても、APTのリポジトリは追加されません。音声や動画の再生に使う部品は、システム側のものを使います。
  • AppImage:更新は、アプリ内の署名つきの更新機能で行います。実行にはFUSE 2が必要で、「sudo apt install libfuse2」(Ubuntu 24.04以降は「libfuse2t64」)で入ります。入れられないときは、環境変数「APPIMAGE_EXTRACT_AND_RUN=1」を付けて起動する案内があります。

公式の説明では、公開されているAppImageはUbuntu 22.04上で作られています。動かすには、glibc 2.35以上と、GLIBCXX_3.4.30を含むlibstdc++が必要です。

この条件を、Ubuntu 22.04とDebian 12は満たします。RHEL 9とRocky Linux 9はglibcが2.34のため、公開されているAppImageは動かせません。

対応するディストリビューションを一覧にした公式のページは、読んだ範囲では見つかりませんでした。名前が挙がっていたのは、FAQの「Ubuntu LTS、または新しいDebianかUbuntu」と、Linux appのページのUbuntu 22.04、Debian 12、RHEL 9、Rocky Linux 9です。2026.8.2のリリースノートには、Gatewayのインストールの話としてFedoraの名前も出てきます。

公式はもう1点、新しいGatewayのリリースが出ても、Linuxのアプリが同時に出るとは限らないと書いています。Linux用のファイルとチェックサムが付いたリリースだけを選んで、ダウンロードするよう案内しています。

編集部が2026年10月9日にGitHubの添付ファイルを見たところ、2026.9.5から2026.9.9までのうち、Linux用のファイルが付いていたのは2026.9.5と2026.9.9でした。2026.9.9の添付は、amd64向けの.debとAppImageの2種類で、ARM向けのファイルはありませんでした。

デスクトップアプリには、公式のページに書かれた次の条件もあります。

  • グローバルショートカットはX11で使えます。Waylandでは使えません。デスクトップにシステムトレイがある場合は、トレイのQuick Chatから開けます。公式は、トレイは代わりの入り口で、Waylandへの対応を約束するものではないと書いています。
  • アプリの画面ではマイクが使えないため、音声会話(Talk)は、Gatewayの管理画面を普通のブラウザで開いて使います。
  • 接続情報の保存に、ロック解除済みのSecret Service(GNOME KeyringやKWalletなど)が必要です。

編集部はLinuxへの導入を試しておらず、上の手順は公式ページの記載にもとづきます。

ブラウザの操作と「browser relay」

OpenClawはブラウザをAIに操作させられます。公式のセキュリティ文書には、Chrome拡張を経由する仕組み(extension relay)の認証方式「Browser Relay Authentication v2」があり、長期間使う鍵をそのまま送らず、署名つきの問いかけに答える短時間の証明を使うと書かれています。

プロファイル 操作する対象 公式の説明
openclaw AI専用の隔離されたブラウザ 初期値です。拡張機能は不要で、普段使いのブラウザには触れません
user ログイン済みの自分のChrome 初回に許可の確認画面が出るため、パソコンの前に人がいる必要があります
chrome ログイン済みの自分のChrome OpenClawのChrome拡張で操作します。確認画面が出ないので、スマホから指示しても動きます

ログイン済みのブラウザを渡すと、AIはそのアカウントのデータに触れられます。公式はAI専用のプロファイルを使い、普段使いのプロファイルは避けるよう書いています。

料金と使えるプラン

OpenClawに料金表はなく、費用は次の3つに分かれます。

  • OpenClaw本体:無料
  • AIモデルの利用料:APIキーなら使った分の従量課金。ChatGPTやCodex、ClaudeのProやMaxなど、契約中のサブスクで認証する方法もあります
  • 動かす機器:自分のパソコン、またはVPSなどのサーバー。サーバー代の金額は公式ページでは明記されていません

公式のFAQは、サブスクは必須ではなく、APIキーやローカルモデルでも動かせると説明しています。サブスクの課金の扱いは提供会社の規則で変わるため、公式は提供会社のページで確認するよう案内し、Claudeのサブスク経由の場合、長く動かす用途にはAnthropicのAPIキーが予測しやすいとしています。

OpenClawの公式ドキュメントに載っている、モデルごとのAPI料金(標準料金、100万トークンあたり)です。トークンとは、AIが文章を数える単位です。

モデル 入力 出力 補足
GPT-6.1 Sol $2 $10 入力が27万2千トークンを超えると、そのリクエスト全体で入力とキャッシュが2倍、出力が1.5倍
GPT-6 Astra $10 $50 公式は新規セットアップの初期値としています
GPT-6 Luna $0.10 $0.50 低コスト向けのモデル
Claude Opus 5.5 $4 $20 キャッシュ読み取り$0.20
Claude Haiku 5.5 $0.10 $0.50 プロンプトが10万トークンを超えると入力$0.50、出力$2.50
Gemini 記載なし 記載なし OpenClawの公式ページでは料金は明記されていません。Google AI Studioで無料のAPIキーを作れるとの案内があります

日本円への換算はしていません。公式ドキュメント自身が、最新の料金は各社のモデルページで確認するよう案内しています。

GPT-6.1 Solの対応プランやChatGPT側の回数の目安は、GPT-6.1 Solの使い方・料金・制限をまとめた記事で扱っています。モデル選びの参考には、Claude Opus 5.5の料金と推論の強さを解説した記事もあります。

使い方

公式のGetting started、Onboarding、Telegram setup、OpenAI modelsのページに書かれた手順を、順に並べました。編集部ではインストールも操作も試しておらず、実行の前に各ページの最新の記載を確認してください。

  1. 必要なものを確認します。Node.js 24.16以上または26.1以上(26を推奨)と、既存のClaude CodeかCodex CLIのログイン、または提供会社のAPIキーです(Getting started)。
  2. 公式のインストールコマンドを実行します。macOS・Linux・WSL2用とWindows PowerShell用の2種類があり、インストーラーがOSを判別して、必要ならNodeも入れ、オンボーディングを始めます。
  3. オンボーディングで「Quick start」を選びます。既存のAI接続を見つけて実際に1回応答させて確認し、ブラウザの管理画面を開きます(Onboarding)。
  4. Gatewayを裏で動かします。Ctrl+Cで止めて「openclaw gateway install」を実行し、「openclaw gateway status」でポート18789で待ち受けていることを確認します。
  5. 「openclaw dashboard」でControl UI(ブラウザの管理画面)を開き、メッセージを送ります。
  6. スマホから使うなら、公式が最も早いとするTelegramをつなぎます。BotFatherというボット作成窓口でトークンを受け取り、「openclaw channels add」で登録し、最初に送ったメッセージの承認依頼(ペアリング)を承認します(Telegram setup)。
  7. GPT-6.1 Solを使うときは、「openclaw models list –provider openai」でアカウントにモデルが出ているかを見て、出ていれば「openclaw models set openai/gpt-6.1-sol」で選びます(OpenAI models)。

更新と、どの版を入れるか

公式のFAQによると、stable(安定版)とbeta(先行版)はnpmの配布タグの名前で、公式の呼び方ではstableはlatestタグのことです。以下は公式ページではなく、2026年10月9日に編集部がnpmのレジストリで見た記録です。タグは、latestが2026.9.9、extended-stableが2026.8.35、betaが2026.10.1-beta.2でした。

更新は「openclaw update」で行い、「–channel extended-stable」のように追いかける系統を切り替えられます。Linuxのデスクトップアプリの更新は、上の「Linuxでの入れ方」に書いたとおり、ファイルの種類で違います。

9月の主な変更点:2026.9.5から2026.9.9まで

公式のリリースノートから、使う人に関係しやすい変更を選びました。日付はGitHubの表示(協定世界時)で、全項目は各版のリリースノートで確認できます。

2026.9.5(9月19日)

  • 更新の確認:対応する更新方法では、今のGatewayを動かしたまま、次の版を設定の複製に対して確かめてから切り替えます(Atomic Updates)。公式は、アプリを元の版に戻してもデータベースの移行は戻らないため、更新の前にバックアップを取るよう書いています。
  • プラグイン:対応するプラグインを、Gatewayを再起動せずに入れたり読み込み直したりできるようになりました。持ち主がコマンドか、許可されたチャットのコマンドで行います。
  • 導入時の初期値:モデルを選んでいない新規のOpenAI・ChatGPT/Codexの設定は、Astraで始まります。ローカルのオンボーディングは、ツールの設定が未指定なら「Full tools」を選びます。
  • 会話の保管:古くて動いていない会話の履歴を圧縮して、あとから開き直せます。初期状態はオフで、オンにすると30日後に対象になります。
  • Linux:通常の安定版と同時に、Linuxデスクトップアプリの公開を自動で始めるようになりました。Linuxアプリのファイルは、本体のリリースとは別に仕上がります。

2026.9.6(9月23日。日本時間では9月24日)

  • 別のインストールを指したままの設定の修復:更新とDoctor(診断と修復のコマンド)が、別のインストールを指している管理対象のGatewayを見つけられるようになりました。対象になる更新では、見分けられる古いサービス設定をバックアップつきの手順で直します。書き込みできるパッケージのインストールでは、openclaw doctor --fixでも同じ修復が使えます。見分けられない手直しは、確認用に残されます。
  • 再起動後の会話の再開:再起動のあと、保存された履歴・進み具合・ツールの結果から、終わっていない会話に戻れます。止めた会話は止まったままで、続けられるかは今の権限と回復の確認しだいです。
  • 30日間の利用履歴:管理画面のUsageが、直近30日を開くようになりました。誰が始めた作業かで、トークン数、費用の見積もり、セッション数を比べられます。費用は見積もりで、提供会社の請求額ではありません。
  • モデル:Claude Opus 5.5、GPT-6 SolとLuna、Grok 4.7が、チャットで使えるモデルに加わりました。

2026.9.7(9月30日)から2026.9.9(10月8日)まで

  • 2026.9.7:更新の前のバックアップと、元の版に戻す保護が良くなりました。OpenAIのAgents APIと、Sign in with ChatGPT(ベータ)にも対応しています。
  • 2026.9.8:エージェント同士の返信が届かない問題や、更新の失敗、Windowsの起動の問題を直した、と書かれています。GPT-6.1 Solの対応はまだ不完全だったと書かれています。
  • 2026.9.9:GPT-6.1 SolがCodexのモデル一覧に入りました。ただし使うには、対象のアカウントとCodexの設定が必要です。Claude Haiku 5.5を、AnthropicのAPIとClaude CLIで選べるようにもなっています。
  • Telegram:2026.9.9から、OpenClawのミニアプリを開くコマンドは「/controlui」です。「/dashboard」は、セッションのダッシュボード用になりました。
  • 更新の失敗からの復旧:対応する更新機能が、失敗した更新のあとで互換性のある状態に戻せるようになりました。すでに動いている古い更新機能には、この保護は付きません。

制限と、できないこと

  • Solの対応状況は版で違います。2026.8.35(Gatewayだけの長期安定版)のリリースノートはSolのサポートを挙げ、2026.9.8のリリースノートはサポートはまだ不完全で、含まれる変更は準備だったと書いています。最新の2026.9.9のリリースノートは、SolをCodexのモデル一覧に加えたうえで、使うには対象のアカウントとCodexの設定が必要としています。
  • Linuxのデスクトップアプリには条件があります。公開されているのはamd64向けで、AppImageはglibc 2.35以上が必要です。Waylandではグローバルショートカットが使えません。
  • モデルが出るかはアカウント次第です。公式は、アカウントのモデル一覧が正であり、OpenClawが対応しても、そのアカウントに権利が付くわけではないと書いています。
  • Solは推論をオフにできません。推論の強さはlow、medium、high、xhigh、maxから選び、初期値はmediumです。
  • 入力の長さに上限があります。Solは一度に扱える量が105万トークン、出力が最大12万8千トークンですが、OpenClawは初期設定で実際に送る入力の予算を27万2千トークンにしています。
  • 地域と日本語の扱いは、公式ページに明記がありません。日本語版のドキュメントはありますが、編集部が開いたGetting startedは、Nodeの必要バージョンが英語版と異なっていました。オンボーディング画面の対応言語は、英語と中国語です。

データの扱い

OpenClawは、自動の更新確認として1日1回、新しい版があるかを問い合わせます。送るのはOpenClawの版、OS、Nodeの版、CPUの種類、利用の経路で、あわせて受け取る側でおおよその所在地(国・地域・市・タイムゾーン)が記録されます。止める設定もあります。

利用状況の匿名統計は初期状態でオフです。AIモデルの提供会社に送られる内容の扱いや、学習に使われるかどうかは、OpenClawの公式ページには書かれていないため、使う提供会社の規約で確認が必要です。

セキュリティ上の注意

  • 公式によると、通常の入れ方ではGatewayは自分の機器の中だけで待ち受け、ほとんどのチャットチャンネルで、知らない相手のDMにはペアリングコードを返します。コンテナ用イメージは外部に公開する設定が初期値で、認証との併用が案内されています。
  • 公式は、1つのGatewayを互いに信用できる人だけで使う前提を置き、互いに敵対しうる人が共有する使い方は守る対象に入っていません。
  • AIが読むウェブページやメールには、悪意のある命令が仕込まれることがあります。道具を持たせたAIには最新世代の最上位モデルを使い、古いモデルや小さいモデルは避けるよう書かれています。
  • 公開の登録所ClawHubは、一定の条件を満たすGitHubアカウントがあれば誰でも公開できます。自動の検査はありますが、公式は外部のスキルを読んでから有効にするよう書いています。

2026.8.35のリリースノートが挙げるセキュリティ関連の修正には、秘密情報の値を入れ替えても登録の種類が変わらないようにする修正や、定期実行に指定したツールの許可リストを保つ修正があります。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。

向いている使い方 向いていない使い方
自分のパソコンやサーバーにAIを常駐させ、スマホのチャットから指示を出したい 設定ファイルやコマンドの操作に慣れていない人が、1人で業務用のアカウントにつなぐ
接続するAIモデルを自分で選び、費用を使った分に抑えたい 本体が無料だから費用はかからないと考えて、予算を組む
毎朝の下調べのような繰り返しの仕事を、定期実行で任せてみたい ログイン済みのブラウザや社内のメール、チャットに、権限の範囲を決めずにつなぐ
専用の機器やVPSを用意して、AIの権限を切り分けられる 複数の人が1つのGatewayを共有し、互いの権限を分けていない

よくある質問

OpenClawは無料で使えますか

本体は無料です。公式ドキュメントに有料プランはないと書かれており、MITライセンスで公開されています。

ただし、AIモデルの利用料は別にかかります。APIキーなら従量課金、サブスクで認証するなら、そのサブスクの料金と利用枠の範囲です。

OpenClawはWindows、Mac、Linuxで使えますか

3つとも公式に対応しています。Windowsにはデスクトップアプリ「Windows Hub」があり、PowerShellのインストーラーやWSL2も使えます。

Macにはメニューバーのアプリがあり、macOS 15以降が条件です。Linuxには、コマンドで入れる方法のほかに、GitHubで配られる.debとAppImageのデスクトップアプリがあります。

OpenClawでGPT-6.1 Solを使うにはどうすればよいですか

アカウントにモデルが出ていることを確認し、「openclaw models set openai/gpt-6.1-sol」で明示的に選びます。版による対応の違いは「制限と、できないこと」を参照してください。

OpenClawは安全に使えますか

公式ドキュメントは絶対に安全とは書かず、守る範囲と、利用者が決める設定を分けて説明しています。ブラウザの操作、コマンドの実行、外部スキルの追加は、利用者が権限を決める部分です。

まず設定の点検コマンド「openclaw security audit」を実行し、AI専用のブラウザプロファイルと最新世代のモデルで始めるのが、公式の案内に沿った使い方です。

まとめ

OpenClawは、自分の機器で動かすオープンソースのAIエージェントで、本体は無料です。費用は、つなぐAIモデルの利用料と、動かす機器の分です。

Linuxでは、コマンドで入れる方法のほかに、GitHubのリリースページで配られる.debかAppImageのデスクトップアプリを使えます。リリースによってはLinux用のファイルが付いていないため、ファイルが付いた版を選んでください。

GPT-6.1 Solは2026年10月2日の長期安定版2026.8.35で対応が入り、10月8日の最新の安定版2026.9.9のリリースノートでCodexのモデル一覧に加わりました。使う前に、自分のアカウントにモデルが出ているかを確認してください。

ブラウザやコマンドの操作を任せられる分、権限の管理は利用者の側の仕事です。公式が勧める点検コマンド、AI専用のブラウザ、外部スキルの確認から始めるのが、無理のない進め方です。

参考: