AIの導入・研修・制作の相談先を、分野ごとに探せる名鑑

GitHub Copilotの料金プランと使い方:無料・学生の条件(2026年10月時点)

GitHub Copilot(ギットハブ・コパイロット)は、プログラムを書くときにAIが続きの提案や質問への回答をしてくれる、GitHubの開発支援ツールです。2026年6月1日から、利用量の数え方が「プレミアムリクエスト」の回数から、「GitHub AI Credits」というクレジット方式に変わりました。

直近では、2026年9月25日に、会社で導入する管理者向けの更新がありました。Copilotの利用ルールを書いた設定ファイルの誤りを、管理画面で確かめる「検証」の欄が加わった件で、記事の後半で扱います。

この記事では、2026年10月9日時点の公式情報にもとづいて、各プランの料金と含まれる利用量、無料で使える条件、学生や教員の扱い、VS Codeでの使い方、使い切ったときの流れ、組織の管理者向けの設定の検証機能を整理します。金額は公式の表示どおり米ドルのまま載せます。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • 利用量は回数ではなく「AI Credits」で数えます。1クレジットは0.01ドルで、チャットやエージェントの利用に使われます。コード補完は有料プランなら無制限で、クレジット消費の対象外です。
  • 無料で始める方法が3つあります。会社のCopilotを割り当てられていない個人なら登録できるFree、検証済みの学生向けのCopilot Student、検証済みの教員や人気のオープンソースの保守担当者が対象になるProの無償提供です。
  • 月の利用量を使い切っても、続ける道が残っています。翌月を待つ、追加の予算を設定する、上のプランに上げる、から選べます。会社のプランでは、管理者が決めます。

GitHub Copilotとは

公式ドキュメントでは、Copilotは対応するエディタ(IDE)の中で、質問への回答、コードの補完、編集の提案を行うツールと説明されています。対応するIDEは、Visual Studio Code、Visual Studio、JetBrains系のIDE、Eclipse、Xcodeなどです(クイックスタートの一覧より)。

機能は大きく2つに分かれ、料金の扱いも違います。灰色の文字で続きを出すコード補完と「次の編集の提案」はクレジット消費の対象外で、チャット、CLI、クラウドエージェント、Spaces、Sparkなど、AIのモデルを呼び出す機能はクレジットを使います。

料金と使えるプラン

公式のプラン解説ページ(docs.github.com)と料金ページに載っている内容をまとめます。個人向けがFree・Student・Pro・Pro+・Max、組織向けがBusinessとEnterpriseです。

プラン 月額(米ドル) 月に含まれるAI Credits コード補完 公式に書かれている特徴
Copilot Free 0ドル 許容量あり(数字は明記なし) 月2,000回まで モデルは自動選択のみ。会社経由でCopilotを使える人は対象外
Copilot Student 無料 許容量あり(数字は明記なし) 無制限 検証済みの学生向け。モデルは自動選択のみ
Copilot Pro 10ドル(一部の人は無料) 基本1,000+変動枠500=1,500 無制限 モデルを選べる。クラウドエージェント、コードレビュー、他社製のコーディングエージェントに任せる機能(プレビュー)が使える
Copilot Pro+ 39ドル 基本3,900+変動枠3,100=7,000 無制限 Proの内容に加えて、使える量が大きい。GitHub Spark(プレビュー)も使える
Copilot Max 100ドル 基本10,000+変動枠10,000=20,000 無制限 個人向けで最大の許容量。長時間のエージェント作業向け
Copilot Business 19ドル(付与された席ごと) 1ユーザー1,900(組織で共有) 無制限 一元管理、ポリシー制御、IP補償
Copilot Enterprise 39ドル(付与された席ごと) 1ユーザー3,900(企業で共有) 無制限 Businessの内容に加え、企業のコードベースの索引化など

基本クレジットは購読料と同じ額で、変わらないと説明されています。変動枠は、モデルの価格や効率の変化に合わせて変わりうる部分です。

基本クレジットから先に使われ、使い切ると変動枠が使われます。含まれる分は翌月に繰り越されず、毎月1日の協定世界時0時(日本時間では午前9時)に満額に戻ります。

消費量は、使うモデルで大きく変わります。公式の「モデルと料金」のページから、100万トークン(文字のかたまりの単位)あたりの価格の一部を抜き出しました。

モデル 公式の区分 入力 出力 出力100万トークンのクレジット(編集部の計算)
Claude Haiku 5.5(入力10万トークン以下の場合) 軽量 0.10ドル 0.50ドル 50
GPT-5 mini 軽量 0.25ドル 2.00ドル 200
Claude Sonnet 5.5 汎用 2.00ドル 10.00ドル 1,000
Claude Opus 5.5 高性能 4.00ドル 20.00ドル 2,000

最右列は、公式が示す「1クレジット=0.01ドル」で出力の価格を割った数字です。実際には入力のトークンも使うので、目安としてご覧ください。

有料プランでは、Copilot Chat、Copilot CLI、Copilotアプリ、クラウドエージェントでモデルを自動選択にすると、モデルの費用が10%割り引かれます。FreeとStudentは、もともと自動選択のみの仕組みです。

使い方

VS Codeで使い始める手順です。VS Code公式ドキュメントとGitHub公式のIDE向けクイックスタートの記載をもとにしており、この記事の執筆時に実際の画面で操作して確かめたものではありません。

  1. VS Codeを最新にします。公式の請求ページでは、利用量を正しく表示するにはバージョン1.120以上が目安とされています。
  2. 画面下のステータスバーでCopilotのアイコンにカーソルを合わせ、「Use AI Features」を選びます。
  3. サインインの方法を選び、GitHubのアカウントでログインします。契約がなければFreeに登録されます。
  4. チャットを開きます。公式のショートカットは、Windowsが「Ctrl+Alt+I」、Macが「Control+Command+I」です。
  5. 開いているファイルについて、「what does this file do」のように質問します。コードの一行を選んで「explain this line」と入力すると、その行を説明してくれます。
  6. 作業を任せるときは、チャット欄で「Agent」を選び、作りたいものを文章で伝えます。変更案を確認してから受け入れます。
  7. コード補完は、関数の書き出しを入力すると灰色の文字で続きが出ます。Tabキーで採用します。

使った量は、ステータスバーからCopilotの状況表示を開くと、月の許容量に対する割合で分かります。他のIDEの導入手順は、GitHub公式の「Installing the GitHub Copilot extension in your environment」にIDEごとにまとまっています。

クレジットの減りを抑える方法として、公式は軽いモデルへの切り替えを挙げています。エージェントは1つの作業でモデルを何度も呼ぶため、短い質問より多く使います。

制限と、できないこと

  • Freeの上限:コード補完は月2,000回です。チャットとエージェントは「限定的」とされ、クレジットの数字は公開されていません。料金ページのよくある質問には「チャット50回」という古い記述も残っているので、設定画面の表示で確かめてください。
  • Freeで使えない機能:クラウドエージェントとPRレビューは対象外です。コードレビューは、VS Codeの「選択範囲のレビュー」だけです。
  • 使い切った後:個人プランでは、ドル建ての予算を設定すれば続けられます。ただし公式は、追加の利用には上限がかかることがあり、すでに使った追加分を支払わないと続けられないと書いています。
  • コードレビューの別の費用:2026年6月1日から、クレジットに加えてGitHub Actionsの分数も消費します。
  • モバイルアプリ経由の契約:GitHub Mobileで契約した場合、クレジットの追加購入は対象外です。

上のプランに上げる費用は、現在のプランとの差額だけです。それまでの利用分は、新しいプランの許容量に含めて数えられます。

BusinessとEnterpriseは、クレジットが組織や企業で共有されます。100人のBusinessなら19万クレジットの共有プールになる、と公式が例を挙げています。

プールを超えた追加利用は初期設定で有効で、止めるには管理者の操作が要ります。

データの扱いは、公式のよくある質問に書かれています。Free・Pro・Pro+の個人の利用者のやり取りは、設定で止めない限りモデルの改善に使われることがあり、設定(github.com/settings/copilot/features)でいつでも止められます。

BusinessとEnterpriseのデータは、GitHubのモデルの学習に使わないとされています。MaxとStudentについての個別の明記は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

日本円での表示、税込か税別か、日本語での質問への対応言語の一覧は、読んだ公式ページで見つかりませんでした。

組織で導入する管理者向け:設定ファイルの検証機能

ここは、GitHubの企業アカウント(enterprise)でBusinessやEnterpriseを導入する管理者向けの節です。検証の欄は、企業アカウントの管理画面にあります。個人で使う方は読み飛ばして構いません。

企業の管理者は、Copilotの利用ルールを「managed-settings.json」という設定ファイルにまとめて、社内の利用者へ一括で適用できます。2026年9月25日の更新で、このファイルの誤りを管理画面で確かめる検証機能が加わりました。

公式の更新情報は、JSONの書式の誤り、未対応の設定、無効なチームの割り当てなど、ポリシーの適用を妨げうる誤りを見つけると書いています。誤りごとに、該当するファイルとJSON内の位置が示されます。

使えるのは企業のオーナーです。設定ファイルの手引き全体の「Who can use this feature?」欄が「Enterprise owners」です。検証機能だけの対象者の書き方は見つかりませんでした。2026年7月1日の一般提供の更新情報は、企業かその組織から付与されたCopilot BusinessまたはEnterpriseのライセンスを持つ利用者に、設定ファイルが適用されると書いています。

組織のない企業アカウントでBusinessだけを配っている場合は、設定ファイルを置く組織を作るために、1人分のGitHub Enterpriseのライセンスが要ると公式にあります。

確認の手順は、公式の設定ガイドにもとづいており、この記事の執筆時に管理画面で操作して確かめたものではありません。

  1. GitHub.comで、自分の企業のページを開き、上部の「AI controls」を選びます。
  2. 「Agents」タブの「Copilot settings validation」の欄で、エラーと警告を確認します。
  3. 直すときは、設定ファイルを置いた.github-privateリポジトリの既定のブランチで修正し、コミットします。
  4. Agentsページを再読み込みします。欄が消えれば、検証で見つかった誤りが無くなったことになります。

誤りが見つからないときは、この欄が表示されません。公式の手順で検証の対象になっているのは、GitHub上のリポジトリで設定を管理する方式で、MDM(端末の一括管理)やファイル配布の設定を検証できるという記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。

向いている使い方 向いていない使い方
書きかけのコードの続きを出してもらう。補完はクレジットを使わないので、有料プランなら回数を気にせず使える 1日中エージェントに大きな作業を任せるのに、Proの1,500クレジットで足りると考える。作業の大きさ次第では、月の途中で使い切る
分からないコードをチャットで説明してもらう。軽量なモデルや自動選択なら消費を抑えられる 高性能なモデルに固定して、短い質問まで何度も投げる。モデルで消費が大きく変わる
まずFreeで使い勝手を確かめてから、有料にするか決める 会社の業務コードを個人のFreeやProで扱う。学習に使われない旨が明記され、管理者がポリシーを決められるのはBusinessとEnterprise

よくある質問

GitHub Copilotは無料で使えますか

使えます。Copilot Freeは、GitHubのアカウントがあれば登録できますが、コード補完は月2,000回まで、チャットとエージェントにも上限があります。

会社からBusinessかEnterpriseの席を割り当てられている人は、Freeの対象外です。

GitHub Copilotの学生・教員向けの無料の条件は何ですか

検証済みの学生は、GitHub Educationの認定を受けると、Copilot Studentを無料で使えます。申し込みは github.com/settings/education/benefits から行います。

認定の承認とCopilotの有効化は別の手順で、反映まで数日かかることがあります。その間に有料の画面しか出なくても、購入せずに待つようにと公式は書いています。

資格は毎月、再確認されます。

検証済みの教員と、人気のオープンソースの保守担当者は、Copilot Proが無料になる場合があります。無料で受けている間は、プランを自分で解約できない仕組みです。

GitHub Copilotのプレミアムリクエストは、今も上限として使われていますか

多くの人にとっては使われていません。公式の更新情報によると、2026年6月1日にすべてのプランで、AI Creditsの方式に切り替わりました。

例外は、年払いの既存のProとPro+の一部の契約者です。公式の旧請求方式のページによると、その契約が終わるまではプレミアムリクエストにモデルごとの倍率をかけて数え、終わるとFreeに変わります。

GitHub Copilot Proを使い切ったら、どうなりますか

公式が示す道は3つです。許容量が戻る翌月1日(協定世界時)を待つ、追加の利用の予算をドルで設定して続ける、上のプランに上げる、です。

予算は10ドルで1,000クレジット分です。設定した予算の75%、90%、100%に達すると通知されます。

まとめ

GitHub Copilotの料金は、2026年6月1日から利用量のクレジット制になりました。個人向けはFree・Student・Pro・Pro+・Max、組織向けはBusinessとEnterpriseで、コード補完は有料プランなら無制限です。

無料で試すなら、FreeかStudentです。有料にするなら、まず月10ドルのProの1,500クレジットで、自分の使い方がどれくらいの量になるかを、VS Codeの状況表示で確かめるのが無理のない進め方です。

組織で導入する管理者は、設定ファイルの誤りを管理画面の検証で確かめられます。プランの内容とモデルの価格も更新が続いているので、申し込みの前に、公式の料金ページで最新の数字をご確認ください。

参考: