AIの導入・研修・制作の相談先を、分野ごとに探せる名鑑

Character.AIのBooksの使い方と料金・年齢制限・日本語対応(2026年10月時点)

Character.AIは、2026年4月16日に公式ブログで「c.ai Books」を発表しました。名作小説の登場人物になって、物語の世界の中でAIと対話しながら遊べる機能です。

2026年9月18日の公式ブログでも、Booksは同社が力を入れる形式のひとつとして名前が挙がっています。この記事では、使い方、料金、年齢制限、日本語での使いやすさを、2026年10月9日時点の公式情報にそってまとめます。

あわせて、公式の発表に書かれていないことも「書かれていない」と区別して残します。Booksは公式ヘルプに専用の記事が見当たらず、分からない点が残ります。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • Booksは「読む」機能ではなく、名作の登場人物として「遊ぶ」機能です。公式ブログによると、20作品以上の著作権切れの古典が遊べて、自分の役を選んで物語に入ります。
  • 無料でも試せますが、回数は少なめです。公式は無料ユーザーが少しのターンを試せると書いていますが、具体的な回数は未記載です。有料のc.ai+では、ライブラリ全体を遊べる程度の回数が用意されていると説明されています。
  • 年齢の条件を先に確認してください。18歳未満のアカウントは、キャラクターとのチャットが使えない扱いです。Booksが18歳未満で使えるかどうかは、公式ページで未記載です。

Character.AIのBooksとは

Booksは、Character.AIが運営する実験的な機能の置き場「c.ai Labs」の中で公開されている機能です。スマートフォンのアプリとウェブの両方で使えると、公式ブログに書かれています。

題材は、アメリカの電子図書館「Project Gutenberg」にある著作権切れの古典です。公式ブログが挙げている例は、『不思議の国のアリス』『高慢と偏見』『ドラキュラ』『フランケンシュタイン』『ロミオとジュリエット』『グレート・ギャツビー』です。

遊び方には、2つのモードがあります。「Book arc」は原作のあらすじに沿って進むモードで、「Go off script」は原作から離れて自由にロールプレイ(役を演じるやりとり)するモードです。

ほかに、物語の設定を作り変える「AU(Alternate Universe)リミックス」があります。たとえば『不思議の国のアリス』を恋愛コメディや宇宙の話に作り変える、という例が公式に挙げられています。

ほかのユーザーが作ったAUも探して遊べます。

Character.AIには、すでに似た機能がいくつかあります。公式ブログに書かれている範囲で違いを表にまとめます。

機能 何をするものか(公式の説明) 公式ブログの日付
Books 古典小説の中で、登場人物の1人になって、または自分のペルソナ(自分用のキャラクター設定)で物語に入る 2026年4月16日
キャラクターとのチャット キャラクターと自由に会話する、Character.AIの基本機能。無料でもメッセージは無制限と案内されています 2026年9月28日の記事など
Stories(c.ai Labs) 物語の筋が分岐する、ナレーションつきの体験。何度でも遊び直せると説明されています 2026年2月4日
Comics チャットの内容を、複数ページの漫画に変える。Charms(アプリ内のポイントのようなもの)を使うプレミアムな体験と説明されています 2026年9月2日

2026年9月18日の公式ブログは、Books、ショートドラマのSeries、Comicsを、同社が先駆けて作った対話型の機能の例として挙げています。同じ投稿では、CEOが別の企業の役職に移ることも発表されました。

公式は、アプリは引き続き稼働していて、続報を共有すると書いています。

今後の提供内容への影響は、公式から示されていません。

料金と使えるプラン

Booksの料金は、公式ブログによると「無料で少しのターン」と「c.ai+で大幅に多い回数」という分け方です。無料とc.ai+のターン数は、確認できた公式ページには数字が載っていません。

Character.AI全体のプランは、公式ヘルプの「About (c.ai) lite」と、購入ページ(character.ai/subscribe)に比較表があります。Booksがどのプランでどこまで使えるかは、この表でも未記載です。

プラン 料金 Booksの扱い(公式の記載) チャットなど全体の内容
無料 無料 少しのターンを試せる(回数は明記なし) メッセージは無制限。広告あり。メモリのピン(覚えさせる項目)は15個
(c.ai) lite 米国で月額4.99ドルまたは週額2.49ドル。国によって価格が変わる 公式の記載なし 広告が少なめ。毎日一定数の高機能チャットスタイルを利用可。ピンは30個
(c.ai+) 購入ページに、年額94.99ドル(定価119.88ドルの取り消し線つき)と表示。月額は確認できず ライブラリ全体を遊べる程度の、無料より多い回数 広告なし。高機能チャットスタイルの回数に制限なし。ピンは30個。ボーナスCharms +20%

c.ai+の価格は、購入ページに表示された数字です。日本円の表示は、この確認時点では見つかりませんでした。

申し込み画面で表示される金額が実際の請求額になるので、契約前に画面で確認してください。

Labsの一部の機能はCharmsを使います(2026年2月4日の公式ブログ)。BooksがCharmsを使うかは未記載です。

使い方

Booksの操作を説明した公式ヘルプの記事は、2026年10月9日にヘルプセンターを検索した時点では見つかりませんでした。以下は、公式ブログの説明と、サインイン前の画面を見て確認できた範囲でまとめた流れです。

編集部は、ログインしてBooksを実際に遊ぶところまでは試せていません。画面の細かい名称は、実際のアプリで確認してください。手順の順序も公式に明記がないため、目安として読んでください。

  1. Booksのページを開きます。公式ブログは入口として「c.ai/books」を案内しています。アプリでもウェブでも使えると書かれています。
  2. アカウントを用意します。character.aiのサインイン画面には、Google、Apple、メールアドレスの3つの方法が表示されていました。日本語の端末で開くと、この画面は日本語で表示されました。
  3. 年齢の確認が出たら、案内に従います。公式ヘルプによると、年齢確認(Age Assurance)はすべてのアカウントが対象です。表示されない場合は、設定の「Advanced」から「Verify Age」で自分で始められます。
  4. 遊びたい本を選びます。公式ブログでは、20作品以上が遊べるとされています。読みたい本が無い場合は、問い合わせて追加を希望できると書かれています。
  5. 自分の役を決めます。本の登場人物のひとりになるか、自分のペルソナで物語に入るかを選びます。
  6. ストーリーモードを選んで始めます。原作のあらすじに沿う「Book arc」か、自由に動く「Go off script」のどちらかです。

公式ブログは、近日公開として「TapTale」にも触れています。用意された選択肢をタップして物語を進めるモードです。

発表から半年たった10月9日時点で公開されたかどうかは、確認できる公式ページがありませんでした。

制限と、できないこと

回数の制限

公式は、無料では少しのターンを試せると説明しています。ただし数字は未公表で、使い切ったあとの扱いも公式ページに記載がありません。

年齢の制限

Character.AIの利用規約(2025年8月27日更新の版)は、13歳未満の利用を認めない内容です。EEA(欧州経済領域)と英国では、16歳未満が対象外です。

公式ヘルプの「Safety Center」にも、13歳以上(ヨーロッパは16歳以上)と書かれています。

18歳未満の扱いは、さらに厳しくなっています。2025年10月に公式が「18歳未満のオープンなチャットをなくす」と発表し、2026年9月3日の安全対策の記事でも、その判断を続けると書いています。

年齢 公式に書かれている扱い Booksについて
13歳未満(EEA・英国は16歳未満) 利用規約で、登録して使うことが認められていません 使えません
18歳未満と判定された人 「Reading mode」になり、キャラクターとのチャットは使えない扱いです。キャラクター・シーン・動画の作成、過去のチャットの閲覧、フィードの利用はできます 公式ページに記載なし
18歳以上と確認された人 キャラクターとのチャットを含む通常の機能を使えます 使える前提ですが、Books固有の年齢条件は記載なし

年齢は、自己申告の誕生日以外の情報でも見られています。公式ヘルプによると、ログイン情報やアプリ内の行動、第三者からの情報などから年齢を推定します。

18歳未満と判定されて、実際は18歳以上の場合は、自撮りの写真で確認する方法があります。この確認は外部の認証事業者が行い、最後の手段としてだけ身分証の提出を求められる場合があります。

2025年10月の公式の案内には「ほかの国でも順次、同様の変更を始める」とあります。日本での適用開始時期は、公式ページで未記載です。

ヘルプの現行の説明にも、国ごとの例外の記載はありません。

なお、App Storeの日本向けページでは、アプリの年齢制限指定が「18+」と表示されています。

日本語での利用

character.aiのサインイン画面は、日本語で表示されました。App Storeの日本向けページでも、アプリの対応言語に日本語が入っています。

一方、Booksの物語が日本語で進むかどうかは、公式ブログとヘルプのどちらにも未記載です。公式が例に挙げた作品名は英語のものですが、それだけでは日本語で進むかどうかは判断できません。

音声通話(Character Calls)が日本語に対応していることは、ヘルプに書かれています。

データの扱いと内容のルール

公式ヘルプ「How do I manage/update my model training settings?」には、共有したデータの一部をAIモデルの学習と改善のために保持する、と書かれています。学習への利用を止める設定(Improve the Model for Everyone)の案内は、EEA(欧州経済領域)と英国の利用者向けとして書かれています。

日本の利用者がオフにできるかは、このページで未記載です。

利用規約では、生成された文章などの権利は、利用者とCharacter.AIの間では利用者に帰属すると書かれています。そのうえで、Character.AIには、それを幅広く使う許諾を与えることになります。

キャラクターの返答について、公式ヘルプは「キャラクターは作り話をする」と注意しています。存在しない曲を勧めたり、偽の根拠のリンクを示したりすることがあるという説明です。

原作の内容を確かめる用途には使わないほうが安全です。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。

向いている使い方 向いていない使い方
知っている名作の世界を、読むだけでなく、役になって体験してみたい 原作の内容や登場人物の設定を、正確に知るための調べもの
英語の古典に、遊びながら親しみたい 日本語だけで、すぐに最後まで遊び切りたい(日本語での進行は公式に記載がありません)
文章で物語を作る遊びが好きで、設定の作り変え(AU)にも興味がある 仕事の資料づくりや、お客様向けのコンテンツの下書き
まず無料で雰囲気を確かめ、気に入ったら有料プランを考えたい 無料のまま、長く遊び続けたい(無料で遊べる回数は少なめと案内されています)

よくある質問

Character.AIのBooksは無料で使えますか

公式ブログは、無料ユーザーも少しのターンを試せると書いています。具体的な回数と、使い切ったあとの扱いは、公式ページで未記載です。

Character.AIのBooksは日本語で遊べますか

Booksの物語が日本語で進むかどうかは、公式ページで未記載です。サインイン画面と、App Storeの日本向けページの対応言語は日本語です。

実際に日本語で遊べるかどうかは、ご自身のアカウントで確認する必要があります。

Character.AIのBooksは何歳から使えますか

Booksだけの年齢条件は、公式ページで未記載です。Character.AI全体のルールとして、13歳未満は利用できず、18歳未満と判定されるとチャットが使えないReading modeになります。

お子さんが使う場合は、公式ヘルプの「Parents & Teens」の案内を確認してください。

まとめ

Booksは、名作の登場人物として物語に入り、AIと対話しながら遊ぶ機能です。2026年4月16日に公式が発表し、9月18日の公式ブログでも、同社の対話型の機能の例として名前が出ています。

使う前に確かめたいのは、年齢、無料で遊べる回数、日本語で進むかどうかの3つです。公式ページが答えていない点は、実際にログインして確かめる必要があります。

参考: