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Gemini 3.8 Liveの料金・使い方・制限(2026年10月時点)

Googleは2026年9月15日に、音声で会話するAI向けのモデル「Gemini 3.8 Live」と、より深く考える「Gemini 3.8 Live Extended Thinking」を発表しました。Gemini APIの更新履歴では、2つとも一般提供(GA)として載っています。

電話受付、社内ヘルプ、アプリ内の会話に使いたい方が気にするのは、料金、日本語、通話の長さ、データの扱いだと思います。この記事では、2026年10月9日時点の公式情報から、使い方・料金・制限・できないことを整理します。

画面の操作は、この記事の作成中には試していません。公式ドキュメントの記載にもとづいて書き、公式ページどうしで数字や説明が食い違う箇所は、食い違いとしてそのまま載せます。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • 2つのモデルの違いは「裏で考えや処理を進めながら話し続けられるか」です。Gemini 3.8 Liveは応答の速さを優先する標準モデル、Extended Thinkingは調べものや複数の処理を裏で進めながら話すモデルで、公式は用途で使い分けるよう案内しています
  • 料金は音声の分単価が目安になりますが、通話が長いほど増え方が大きくなります。有料枠の音声は入力が1分あたり$0.005、出力が1分あたり$0.018(公式の表記)で、2つのモデルは同じ料金表です。ただし会話の履歴が毎ターン計算し直されると公式に書かれています
  • 無料で試せますが、無料枠に入れた内容はGoogleの製品改善に使われ、人が読むこともあります。お客様の情報を入れる用途は、有料枠で確かめてください。通話の長さは、何も設定しなければ音声のみで15分、映像つきで2分までです

Gemini 3.8 Liveとは

Gemini 3.8 Liveは、話しかけられた音声にそのまま音声で返す(音声から音声へ変換する)モデルです。Live APIという、音声や映像を流し続けながら会話する仕組みを通じて使います。

モデルIDは、標準が「gemini-3.8-live」、考えるほうが「gemini-3.8-live-extended-thinking」です。入力はテキスト・画像・音声・動画、出力はテキストと音声と、モデル紹介ページに書かれています。

公式の発表記事と開発者向けの記事は、できることとして次の点を挙げています。

  • 非同期の関数呼び出し:外部のシステムを呼び出す処理を裏で進めながら、会話を続けられる
  • 映像の文脈:カメラ映像や画像を見ながら会話できる
  • 文脈の途中追加:会話の途中で、アプリ側から文字の情報を足せる
  • 多言語:会話の途中で言語を切り替えられる
  • 英数字の聞き取り:確認番号や請求番号、技術データのような文字列を正確に拾うことをうたっている

2つのモデルの違いを、公式の記載から表にします。

項目 標準(Gemini 3.8 Live) 考えるほう(Gemini 3.8 Live Extended Thinking)
公式の位置づけ 低遅延の音声エージェントの標準。考える時間による遅れを入れたくない会話向け 複数の手順を要する問題で、より高い背景の推論が必要なとき向け
モデル名(API指定用) gemini-3.8-live(標準) gemini-3.8-live-extended-thinking(考える)
考える深さの設定 指定できない(設定から省略する)。話しながら考える方式に対応 low・medium・highから選ぶ(minimalは非対応)
関数呼び出し 非同期が既定。同期(BLOCKING)も使える。結果を受けたあとの話し方(SILENT・WHEN_IDLE・INTERRUPTED)を指定できる 非同期のみ。同期にするとエラーになり、結果の扱いの指定もできない
会話が終わったかの見分け方 turnCompleteで判断できる turnCompleteだけでは足りず、interaction_status(IN_PROGRESSかIDLE)を見る必要がある
処理中の話し方 発表記事は、処理中も会話を続けられると説明。Thinkingの案内の比較表は「ツールの実行が終わるまで待ってから話す」としている(下の「食い違っている点」を参照) 「確認します」のような短い発話を挟みながら、裏で処理を進める

どちらも、文脈の途中追加はセッションの最初から最後まで使えます。役割は「user」か「model」を明示して送ります。

旧モデルとの関係も押さえておく必要があります。前の世代の「gemini-3.1-flash-live-preview」は、公式の廃止予定表で2026年11月17日に終了し、置き換え先はgemini-3.8-liveとされています。

同じ日に終わるモデルとして、gemini-2.5-flash-native-audio-preview-12-2025も同じ表に載っています。

ChatGPTの音声モードの新モデルを扱った記事は、GPT-Live-1とは?「音声AIが不自然」の本当の理由と、ChatGPTが人間の会話を超えた日です。ChatGPTアプリの話で、この記事のGeminiとは別の製品です。

どこで使えるか

提供場所 標準(Gemini 3.8 Live) 考えるほう(Extended Thinking) 公式に書かれている状況
Gemini API・Google AI Studio 使える 使える 更新履歴で2026年9月15日にGA
Gemini Enterprise Agent Platform(Google Cloudの開発基盤) 使える モデルカードには配布先として載っている。ドキュメントのモデル一覧では確認できなかった Gemini 3.8 LiveはGA、ドキュメント上のリリース日は2026年9月24日
Gemini Enterprise(業務向けの製品) プライベートプレビュー プライベートプレビュー 発表記事。カスタマーエクスペリエンス向けは「近日提供」
一般向けのGoogleの製品 Search Live(検索の音声会話)。モデルカードの配布先にはGeminiアプリも挙がっている Geminiアプリの音声会話、Workspace(Docs・Gmail・Keep) 発表記事。Workspaceは契約するGoogle AIのプランで範囲が異なる

この記事が主に扱うのは、一番上の行のGemini APIとGoogle AI Studioです。開発者が自分のサービスに組み込むときは、ここから始めることになります。

料金と使えるプラン

Gemini APIの料金ページには、Gemini 3.8 Live、Gemini 3.8 Live Extended Thinking、旧世代のGemini 3.1 Flash Live Previewが1つの表にまとまっています。つまり、公式の料金表では2つの3.8系モデルに単価の差がありません。

プラン 料金 この2モデルが使えるか 上限とデータの扱い
無料(Gemini APIの無料枠、AI Studio) 入力も出力も無料 料金表に無料枠の列があり、「無料」と載っている 回数や同時接続数の具体的な数字は、料金ページにもレート制限ページにも書かれていません。レート制限はAI Studioの画面で確認する案内です。入力と出力は製品改善に使われます
有料(請求先アカウントを設定したプロジェクト) トークンの従量課金(下の表) 使える レート制限は利用ティアで変わります。プロンプトと応答は製品改善に使われません
Gemini Enterprise Agent Platform(Google Cloud) この記事では、Google Cloud側の料金ページを確認していません Gemini 3.8 Liveは対応 対応リージョンはus-central1と、USおよびEUのマルチリージョン

有料枠の単価を、100万トークンあたりの米ドルで示します(料金ページの表記のままで、日本円への換算はしていません)。

区分 入力 出力(考えるためのトークンを含む)
テキスト $0.75 $4.50
音声 $3.00(または1分あたり$0.005) $12.00(または1分あたり$0.018)
画像・動画 $1.00(または1分あたり$0.002) 表に記載なし
Google検索の根拠づけ 月5,000件まで無料(Gemini 3系のモデルで共有)、超えると1,000件あたり$14

1分あたりの価格について、Googleの開発者向け記事は「1Mトークンあたり入力$3・出力$12にもとづく概算」と注記しています。音声は1秒あたり約25トークンと公式のベストプラクティスにあり、1分で約1,500トークンです。

この1,500トークンに$3と$12を掛けると、1分あたり入力が約$0.0045、出力が$0.018になります。料金ページの$0.005・$0.018と合います(開発者向けブログは、この分単価を概算と注記しています)。

通話が長くなるほど、1分あたりの費用が増える理由

公式のベストプラクティスには、課金の仕組みが書かれています。Live APIは、ターン(利用者の発話1回とモデルの返答1回)ごとに、会話の履歴に入っているすべてのトークンを数えます。

過去の音声も、そのたびに音声の入力単価で再計算されます。そのため、会話が長くなるほど1ターンあたりの費用は増えます。

  • 履歴は音声のトークンのまま保持されるため、再計算も音声の入力単価で行われる
  • 文字起こし(入力側・出力側)を有効にすると、できた文字のトークンが、音声の費用に加えてテキストの出力単価で請求される
  • Gemini 3.8系ではproactive audio(聞くべき内容かをモデルが判断して、関係ない音声には答えない機能)が常に有効で、聞いている間は入力が課金され、出力は返答したときだけ課金される
  • 対策として公式が挙げるのは、コンテキストウィンドウ圧縮です。たとえば25,000トークンで圧縮を始め、8,000トークンの窓を残す設定が例に出ています

ここで、公式の単価をそのまま掛けた単純な計算を示します。これは公式の例ではなく、編集部が履歴の再計算や文字起こしを含めずに掛けた参考値です。

5分の通話で、聞いている時間が5分、AIが話した時間が合計2分だとします。入力が5分×$0.005=$0.025、出力が2分×$0.018=$0.036で、合計は約$0.061です。

実際の請求は、履歴の再計算が加わる分、これより大きくなります。

金額の上限を決めておきたい場合は、Gemini APIの支出上限(spend cap)の確認・設定と、上限に達したときの動きに、公式ドキュメントにもとづく手順をまとめています。

使い方

まずGoogle AI Studioで試す

以下は、公式のモデル紹介ページとLive APIの案内に書かれた内容にもとづいています。画面のボタン名や設定項目の細部は、公式に詳しい説明が見つからず、この記事では確かめていません。

  1. GoogleアカウントでGoogle AI Studioのライブ画面を開きます。利用は18歳以上で、対応地域に日本が含まれています(Gemini APIの対応地域のページ)
  2. 各モデルの紹介ページにある「Google AI Studioで試す」というリンクがあり、リンク先のアドレスにモデル名が入っています。Live APIの案内には、AI Studioではリアルタイムの音声会話の画面(画面上の表記は「Stream」)を選ぶと書かれています
  3. モデルを、gemini-3.8-live(標準)かgemini-3.8-live-extended-thinking(考えるほう)から選びます(公式の手順にある記載ではなく、選ぶ画面の細部は確かめていません)
  4. マイクで話しかけて、返事の速さや日本語の聞き取りを確かめます。GoogleがGitHubで公開しているLive APIの入門用サンプルは、スピーカーの音をマイクが拾ってモデルが自分に反応してしまうのを避けるため、ヘッドホンの使用を勧めています

AI Studioで無料枠のまま試すと、入力した内容が製品改善に使われます。社内の機密やお客様の情報は、試す段階では入れないのが安全です。

プログラムから接続する

公式の「GenAI SDKチュートリアル」(サーバー側のPythonで接続する手順)にもとづく流れです。

  1. AI Studioの「API keys」の画面でAPIキーを作ります。2026年5月28日以降に新しく作るキーは、既定で「認証キー」になると、公式のAPIキーのページに書かれています
  2. Google GenAI SDKでクライアントを作り、モデル名にgemini-3.8-liveを指定してLive APIのセッションを開きます。応答の形式はAUDIOを指定します(音声モデルが対応する応答は音声のみです)
  3. マイクの音声は、16ビットPCM・16kHz・モノラル・リトルエンディアンの生データで送ります。別のサンプリングレートでも、MIMEタイプにレートを書けばAPI側で変換されます
  4. 返ってくる音声は、24kHzの生データです。再生側で24kHzとして鳴らします
  5. 利用者が割り込んだときは、サーバーが「interrupted」を送ってきます。受け取ったら、再生待ちの音声をすぐ捨てます
  6. 文字の記録が必要なときは、入力側・出力側の文字起こしをそれぞれ有効にします。ただし、前の節のとおり文字起こしは追加の費用になります

音声は20〜40ミリ秒ほどの小さな塊で送り、送る前に長く溜め込まないよう、公式のベストプラクティスにあります。マイクの音声は多くが44.1kHzか48kHzなので、16kHzに変換してから送ります。

Extended Thinkingに切り替えるときの3つの変更

公式のモデル紹介ページと、Live APIの思考(Thinking)のガイドにもとづく内容です。

  1. 画面の状態を、turnCompleteではなくinteraction_statusで切り替えます。IN_PROGRESSは処理中や裏の関数の待ち、IDLEはすべて終わって入力待ちの状態を指します。turnCompleteのあとも、ツールの呼び出しや音声が続いて届くことがあります
  2. すべての関数の宣言にbehavior: NON_BLOCKINGを付けます。同期のままだとエラーになります
  3. 考える深さをthinkingConfigのthinkingLevelで、low・medium・highから選びます。minimalは使えません

本番にするときに必要になること

  • ブラウザやスマホアプリから直接つなぐ場合:APIキーをそのまま端末に置かず、短時間だけ使える「一時トークン」を使うよう、公式が勧めています。この機能は公式ページでプレビュー扱いです
  • 音声のつなぎ込み:通信の部分を引き受ける連携サービスが、Live APIの案内ページにまとまっています。電話回線との接続を扱うものも載っています
  • 長い通話:次の節の表にある、コンテキストウィンドウ圧縮とセッション再開の設定を入れておきます
  • 旧モデルからの移行:モデル名の差し替えに加えて、gemini-3.8-liveではthinking_levelを設定から外します。感情に合わせて話し方を変える機能はAPIから削除されました

制限と、できないこと

項目 公式に書かれている内容
通話(セッション)の長さ 圧縮などを使わない場合、音声のみで15分、音声と映像で2分。コンテキストウィンドウ圧縮で時間の制限なく延ばせる
1回の接続の長さ 約10分。切れる前にGoAwayというメッセージが届く。セッション再開用のトークンを使うと、新しい接続で同じセッションを続けられ、トークンは最後の切断から2時間有効
会話の記憶の大きさ 入力131,072トークン、出力65,536トークン(モデル紹介ページ)。Live APIの制限の節では、音声出力に対応するモデルのコンテキストウィンドウは128kトークン
映像・画像 1秒に1フレームまで。映像のフレームは既定でモデルに送られるため、必要なときだけ送るよう案内されている
応答の形式 音声のみ。文字が必要なときは、出力の文字起こしを有効にする
同時接続数・1日あたりの回数 公式のページには具体的な数字がありません。レート制限は利用ティアで決まり、AI Studioの画面で確認する案内です
対応していない機能(2モデル共通) コンテキストキャッシュ、コード実行、ファイル検索、Google Mapsでの根拠づけ、画像生成、構造化出力、URLコンテキスト、バッチ処理のAPI
対応している機能 関数呼び出し、Google検索での根拠づけ、音声の文字起こし、割り込み(話し始めの検出)
知識の新しさ 知識の期限は2025年1月(モデルカードとVertex側のページ)
応答の質 モデルカードは、誤りを含む回答(ハルシネーション)や、まれな遅れ・タイムアウトがありうると書いている

日本語と言語について

Live APIの言語一覧に、日本語(ja)は載っています。モデルは話された言語を自動で判断して返すため、言語コードを指定する設定はありません。

特定の言語だけで話させたいときは、システム指示(モデルへの最初の指示文)に書くよう、公式のベストプラクティスにあります。アクセントを指定する場合も、出力する言語をあわせて書くことが勧められています。

日本語での聞き取りや話し方の品質について、公式に具体的な数字や評価は見つかりませんでした。実際に使う用途の言葉(社名、商品名、住所、数字の読み)で確かめてください。

データの扱い

  • 無料の枠(請求先アカウントを設定したプロジェクトに紐づかないAI Studioや、無料のAPI枠)では、入力した内容と生成された応答が、Googleの製品や機械学習技術の改善に使われます。品質向上のため、人が入力と出力を読むことがあります
  • 公式の利用規約は、無料のサービスに機密情報、個人情報を入れないよう求めています
  • 有料の枠では、プロンプトと応答は製品の改善に使われません。利用規約では、有効な請求先アカウントのあるプロジェクトにアクセスできるアカウントで使うAI Studioも、無料でも「有料サービス」の扱いです。欧州経済領域・スイス・英国では、無料枠にも有料サービス側のデータの扱いが適用されます。不正利用の検出などのために、限られた期間、記録されます
  • Googleの公式ブログは、AIが作る音声にSynthIDという人に聞こえない目印が入ると書いています。AIが作った音声であることを、後から判別できるようにする仕組みです

Google CloudのGemini Enterprise Agent Platform側では、モデル紹介ページのリージョン一覧にus-central1とUS・EUのマルチリージョンだけがあり、日本国内のリージョンは載っていません。データの所在を日本国内に決めたい場合は、この点の確認が必要です。

公式ページどうしで食い違っている点

  • 提供状況:Gemini APIの更新履歴とVertex側のページはGAとしていますが、Live APIの機能ガイドとベストプラクティスのページには、冒頭に「Live APIはプレビュー」という注意書きが残っています
  • 対応言語の数:発表記事は97、機能ガイドは99、Live APIの概要は70、Vertex側の概要は24と書いています。日本語が一覧に載っていることは、機能ガイドで確認できました
  • ツール使用のページ:非同期の関数呼び出しの説明が、旧世代のモデルを前提にした表のまま残っています。3.8系の仕様は、モデル紹介ページと機能ガイドの比較表に合わせるのが確実です
  • 標準モデルの処理中の話し方:Thinkingの案内の比較表は、標準モデルを「ツールの実行が終わるまで待ってから話す」としています。一方、モデル紹介ページと更新履歴は、非同期の関数呼び出しを標準でも使えると書いています
  • 標準モデルの考える機能:Gemini API側のモデル紹介ページは、gemini-3.8-liveのThinkingを「対応(会話に織り込む形)」としていますが、Vertex側のページは「非対応」としています
  • 実行タイミングの指定名:ツール使用のページはINTERRUPTと書き、モデル紹介ページはINTERRUPTEDと書いています。実装時はSDKの定義を確認してください

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。

向いている使い方 向いていない使い方
電話やアプリでの一次受け。予約状況や在庫の照会のように、外部のシステムを呼び出して答える受け答え 聞いた内容を、決まった項目の表にきっちり書き出す処理。構造化出力は非対応で、文字の記録は文字起こしの機能の副産物になる
社内ヘルプで、画面や現物を映しながら質問する使い方。公式が映像の文脈を特徴に挙げている 映像をつないだまま長時間流す使い方。圧縮を使わない場合の上限は2分で、映像フレームはトークンも増やす
日本語と英語など、言語が混ざる窓口 お客様の個人情報を、無料枠で試す使い方。無料枠の内容は製品改善に使われる
調べものや複数の操作を挟む相談にExtended Thinkingを使う場合。つなぎの発話で無音を減らせる 同期の処理を前提にした既存のシステムにExtended Thinkingをそのまま載せる場合。同期の関数呼び出しはエラーになる
通話が数分程度で、履歴が膨らみにくい用途 データの置き場所を日本国内に決めたい用途。Vertex側のリージョン一覧に日本が載っていない

よくある質問

Gemini 3.8 Liveは無料で使えますか

Gemini APIの料金ページに無料枠の列があり、入力も出力も無料と載っています。AI Studioでも試せます。

ただし、無料枠の内容は製品改善に使われ、人が読むこともあります。回数や同時接続の具体的な数字は、料金ページにもレート制限ページにも書かれていません。

Gemini 3.8 Liveは日本語で話せますか

Live APIの言語一覧に日本語が載っています。話された言語は自動で判断されます。

日本語の品質を示す公式の数字は見つかりませんでした。電話受付や社内ヘルプに使うなら、社名・商品名・数字の読み上げを実際の音声で確かめてから決めるのが確実です。

Gemini 3.8 LiveとExtended Thinkingはどちらを選べばよいですか

公式は、応答の速さを優先する通常の会話にはGemini 3.8 Live、複数の手順を要する問題や、数秒かかる外部処理を挟む場面にはExtended Thinkingを勧めています。料金表の単価は同じです。

Extended Thinkingは、考えるためのトークンが出力に数えられると料金ページに書かれています。考える量が費用にどう響くかは、公式に具体的な数字がないため、実際の通話で請求を見て確かめることになります。

Gemini 3.8 Liveの通話は何分まで続けられますか

何も設定しない場合、音声のみで15分、音声と映像で2分までです。コンテキストウィンドウ圧縮を設定すると、時間の制限なく延ばせます。

1回の接続は約10分で切れるため、セッション再開の設定も必要です。公式は、この2つを長い通話の基本として案内しています。

まとめ

Gemini 3.8 Liveは、音声のまま会話するAIを自分のサービスに組み込むためのモデルです。標準のGemini 3.8 Liveと、考えながら話すExtended Thinkingは、関数呼び出しの扱いと会話の状態の見方が違うだけで、料金表の単価は同じです。

費用は、音声の分単価に会話の履歴の再計算が重なって決まります。通話が長くなる用途は、圧縮の設定と、少数の通話での請求確認から始めるのが安全です。

日本語の品質、同時接続の数、Google Cloud側の料金は、この記事の時点で公式ページから数字を確かめられませんでした。導入を決める前に、自分の用途の音声で試し、AI Studioのレート制限の画面を確認してください。

参考: