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Figmaエージェントの使い方・料金・AIクレジットの消費と制限(2026年10月時点)

2026年10月6日、デザインツールFigmaの「Figmaエージェント(Figma agent)」が、試験提供(ベータ)を終えて一般提供になりました。Figmaのリリースノートによると、反応の遅さの改善、チャットの中でのFigmaファイル検索、デザインライブラリ向けの「ガイドライン」の設定が加わっています。

同じ日から、エージェントの利用にはFigmaの「AIクレジット」が使われるようになりました。ベータの間はクレジットを使わなかったので、料金まわりの前提が変わった日でもあります。

この記事では、2026年10月9日時点の公式情報にもとづいて、Figmaエージェントでできること、使えるプラン、AIクレジットの消費、使い方の手順、制限、Figma Makeとの違いを整理します。

あわせて、9月に出たFigma Make、Figma Motion、auto layoutの更新も、エージェントとの関係が分かる範囲で触れます。金額は公式の表示どおり米ドルのまま載せます。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • Figmaエージェントは、無料のStarterを含む全プランで使えます。ただしファイルを編集させられるのは、Fullシートで編集権限がある人か、自分のDraft(下書き)ファイルの中に限られます。
  • 10月6日から、使うたびにAIクレジットを消費します。公式の目安は、フォント変更で30クレジット以上、キャンバスの要約で100以上、5画面のスマホ決済フローの生成で300以上です。
  • 消費量は実行する前には分からず、元に戻しても返ってきません。クレジットはFigma MakeなどほかのAI機能と同じ枠を共有するので、Makeで使い切るとエージェントも止まります。

Figmaエージェントとは

公式ヘルプでは、Figma Designのファイルの中で、AIと対話しながらデザインの生成や作り変え、雑務の自動化、デザインへのフィードバックを行える機能と説明されています。文章で頼むと、AIがキャンバス上のレイヤーやコンポーネントを操作します。

ヘルプの対応機能一覧には、次のような項目が「対応済み」として並んでいます。ただし、この表には「一部の機能は有料プランが必要で、無料のStarterでは使えない」という注記があります。

  • 画面やレイアウトをゼロから生成する
  • スペースや配置の調整、auto layoutの適用
  • コンポーネントのインスタンス編集、スタイルや変数の適用
  • 複数のオブジェクトにまとめて文章やデータを入れる、コピーの書き直しや翻訳
  • 画像の生成、背景の削除、解像度の向上、画像のベクター化
  • レイヤー名の付け直し、コメントの要約や整理
  • アクセシビリティの指摘や、ペルソナ別のデザイン批評
  • Figmaファイルの検索、ウェブ検索、MCPコネクタ、スキル、カスタムプラグインの生成、アニメーションの追加

公式ヘルプは、エージェントが「既存のAIツール(レイヤー名の変更、コンテンツの置き換え、画像生成など)を使って、1回限りの変更や一括編集を行える」とも説明しています。

10月6日の一般提供で加わったもの

リリースノートに書かれている変更点を、そのまま並べます。

  • 反応速度の改善(improved latency)
  • チャットの中でFigmaファイルを検索し、ファイルやFigJamの付箋、Figma Slidesの内容を挿入・参照できる
  • デザインライブラリに「ガイドライン」を付けられる。ルールや禁止事項を書いたMarkdownファイルを、ライブラリを有効にして指示するたびにエージェントが読む
  • チームメンバーのエージェントがキャンバス上で作業する様子を、リアルタイムで見られる
  • プロンプト欄の「+」から、Figmaファイルを添付できる。Figmaのノードを貼り付けて文脈にもできる
  • 生成プラグインの一般提供、画像編集で使う画像モデルの選択、カスタムスキルの作成と公開(Starterでもカスタムスキルを利用可能)
  • AIクレジットの消費開始(10月6日から)

Figmaエージェントと、Figma Makeの違い

名前が似ているため混同しやすいのですが、公式ヘルプでは別の使いどころとして説明されています。Figma Designのエージェントはデザインファイルの中で作業し、Figma Makeは動くアプリやプロトタイプを作ってウェブに公開するための機能です。

項目 Figma Designのエージェント Figma Make
主な用途 デザインファイルの中で、生成、作り変え、雑務の自動化、フィードバック プロンプトから、動くアプリやプロトタイプを作る
使えるプラン・席 全プラン。編集させられるのはFullシートで編集権限がある人、またはDraftファイル 有料プランのFullシートが対象。ほかの席やプランでも一部は試せる
使える場所 Figma Designのデスクトップアプリまたはウェブブラウザ。スマホアプリは対象外 Makeファイル
AIクレジット 共通の枠から消費。内容により変動 共通の枠から消費。モデルの選択でも変動
ウェブ検索の初期設定 オフ(自分でオンにする) オン
添付ファイル 1回あたり・チャット全体とも、件数の上限は書かれていない 1プロンプトにつき10件まで。ファイル全体の上限はプランで違う(Starter 30件、有料プラン 500件)
公開 公開機能の記載は、読んだヘルプにない 専用URLでウェブに公開できる

公式ヘルプには、エージェントとMakeの両方で使える機能もあります。MCPコネクタ、ウェブ検索、スキル、ファイルの添付が共通です。

9月から10月初めの、Make・Motion・auto layoutの更新

リリースノートとヘルプで確認できた、同じ時期の更新をまとめます。エージェントと直接関係するものを中心に載せます。

Figma Make:1つのMakeファイルの中で、複数のチャットを同時に動かせます。Explore Figma Makeのヘルプには「別のチャットが作業中でも、新しい変更を始められる」と書かれています。この機能の公開日は、公式ページで確認できませんでした。

プレビューへの直接の指示も、ヘルプで確認できました。「Draw(描き込み)」でプレビューに書いて「Add to prompt」を押すと、描いた内容が画像としてプロンプトに入ります。

「Annotate for agent(注釈)」では、変更したい場所をクリックして指示を書き、「Send to agent」で送り、チャットの「Apply」で反映します。

プロパティパネルと注釈による変更はAIクレジットを使い、これらの編集機能は新しいMakeファイルでのみ使えます。既存のMakeファイルは従来の画面のままです。

Figma Motion:9月30日のリリースノートでは、アニメーションスタイルの保存(イージング、長さ、変数に紐づく設定など)、音声のタイムライン追加、文字単位・単語単位・行単位のテキストアニメーション、LottieとdotLottieの書き出しが挙げられています。

Motionの公式ヘルプには、エージェントでアニメーションを作るには有料プランのFullシートが必要とあります。一方、料金ページでは、Motionのツールが全プランに含まれる表示です。公式ページ同士で条件の書き方が異なるため、使う前に自分のプランで確かめてください。

保存したスタイルは、エージェントやコーディング用のエージェント(MCPまたはスキル経由)が自動で適用できると書かれています。Motionは現在オープンベータです。

Lottieの書き出しには制限があります。シェーダーとビデオは非対応、角度グラデーションは平らな画像になり、ドロップシャドウ、ノイズ、ガラス効果は最初のフレームの見た目で固定されると、書き出しのヘルプに書かれています。

auto layout:9月25日に、縦方向のフローでもラップ(折り返し)が使えるようになりました。縦に並べた要素が枠の高さを超えると、次の列に回ります。

料金と使えるプラン

エージェント自体に別料金はなく、各席に付いている「席クレジット」から消費されます。席クレジットは個人に割り当てられ、毎月リセットされ、翌月への繰り越しも他人への譲渡もできません。

プラン Fullシートの月あたり金額(料金ページの年払い表示) Fullシートの席クレジット Dev・Collab・Viewシートの席クレジット エージェントの利用
Starter 無料 月500。1日150まで 表に記載なし 全プランで利用可
Professional 16ドル 月3,000 月500 全プランで利用可
Organization 55ドル(年払い) 月3,500 月500 全プランで利用可
Enterprise 90ドル(年払い) 月4,250 月500 全プランで利用可

StarterのユーザーとViewシートの人には、1日150クレジットまでという上限も付いています。上限に達しても翌日からまた使えます。

料金ページには、月払いと年払いを切り替える表示があります。

上の表のProfessionalの金額は、料金ページの初期表示(年払いが選ばれた状態)の金額です。月払いの金額は確認できませんでした。申し込む前に、料金ページで切り替えて確かめてください。

ほかの席の月額は、料金ページでProfessionalがDevシート12ドル・Collabシート3ドル、OrganizationがDev 25ドル・Collab 5ドル、EnterpriseがDev 35ドル・Collab 5ドルと表示されています。

1回の依頼で、クレジットはどれくらい減るか

エージェントやFigma Makeのような「自分で作業手順を決めるAI機能」は、消費量が固定ではありません。公式は、使うモデル、依頼の複雑さ、渡した文脈(添付ファイル、接続したライブラリ、コネクタ、チャットの履歴)で変わると説明しています。

機能 依頼の例 公式が示す消費の目安
Figma Designのエージェント デザインのフォントを変える 30クレジット以上
Figma Designのエージェント キャンバスの内容を要約する 100クレジット以上
Figma Designのエージェント 5画面のスマホ決済フローを生成する 300クレジット以上
Figma Make(2026年2月時点の標準モデルで算出) フォントを変える 30クレジット以上
Figma Make 添付したデザインを動くようにする 75クレジット以上
Figma Make アプリをゼロから生成する 100クレジット以上

公式は、これらの数字を「おおよその値」としており、AIの性質上ぶれること、今後変わる可能性があることも書いています。実際の消費量は、完了した依頼の下にあるAIクレジットのアイコンにカーソルを合わせると表示されます。

ここからは公式の説明とは別の、編集部の単純計算です。ProfessionalのFullシート(月3,000クレジット)なら、300クレジットの依頼が10回分ほどです。

Starter(月500)は1日150の上限もあるので、大きな依頼を続けるのは難しい計算になります。

ただし公式は、1日の上限と1回の依頼の大きさがどう関係するかを説明していません。

クレジットを使い切ったときと、追加の買い方

使い切ると、画面にメッセージが出て、追加のAI操作ができなくなります。管理者への追加リクエストが表示されることがあります。

追加のクレジットを買えるのは、有料プランの管理者です。ひとつは毎月のサブスクリプション、もうひとつは月の支出上限を決めて使った分を後から請求する従量課金で、両方を併用すると、先にサブスクリプションのクレジットが使われます。

2026年8月25日から、AIクレジットのアドオンは同じ金額のまま含まれるクレジットが増えました。Professionalで2倍、OrganizationとEnterpriseで1.6倍です。

アドオンの金額は、管理画面の「AI credits」から確認する方式で、ヘルプには数字が載っていません。

Professionalのサブスクリプションは月単位の契約です。OrganizationとEnterpriseは年単位で、下げる・解約できるのは更新日前の30日間に限られます。

使い方

ここでの手順は、公式ヘルプ「Work with the Figma agent in design files」などの記載にもとづいています。編集部で実際に画面を操作して確かめたものではありません。

基本の流れ

  1. Figma Designのファイルを開きます。ファイルを編集させるには、Fullシートで編集権限があるか、自分のDraftファイルである必要があります。
  2. キャンバスでレイヤーを選び、「Agents」をクリックして画面上のプロンプト欄を開きます。ショートカットは、MacならCmd+Enter、WindowsならCtrl+Enterです。この欄では「Dictate」を押して声でプロンプトを入力することもできます。
  3. 左のナビゲーションバーの「Agents」を押すと、常に表示されるサイドバーでチャットできます。
  4. プロンプトを書いて「Send」を押します。公式のクレジット節約ガイドは、最初のプロンプトで対象と条件を具体的に書くと、やり直しのクレジットを減らせると勧めています。
  5. 結果が気に入らなければ、チャットの「Undo」で直前の変更を戻せます。実行中の依頼は「Stop」で止められます。
  6. 完了した依頼の下にあるAIクレジットのアイコンにカーソルを合わせて、消費量を確かめます。

画面上のプロンプト欄が不要な場合は、メインメニューの「Preferences」にある「Show AI Chat on canvas」で切れます。

文脈を足す:ファイルの添付、ライブラリ、@での指定

  1. プロンプト欄の「+」を押し、「Attach Figma files」を選びます。デザインのURLを貼る、またはファイルを選びます。画像やファイルをドラッグして入れることもできます。
  2. デザインライブラリを使うときは、「+」から「Libraries」を選び、ファイルで使えるライブラリをチャットに接続します。
  3. ライブラリを接続したら、「@」を入力して、コンポーネント、変数、スタイルを名指しで指定できます。

添付できるのは、Figmaファイル、画像、テキストファイル、PDF、プレゼンテーション、スプレッドシートです。ヘルプには「ファイルを添付するとAIクレジットの消費が増えることがある」という注意があり、画像のSVGは1MBまでです。

複数の依頼を同時に走らせる

1つの依頼の完了を待たずに、次のフレームで別の依頼を始められます。実行中の依頼にはキャンバス上にアニメーションの表示が出て、クリックすると作業中の内容と完了したステップが見られます。

公式のクレジット節約ガイドは、タスクごとに新しいチャットを始めることを勧めています。エージェントはチャットの履歴をすべて文脈として持ち越すため、長いチャットでは簡単な依頼でも消費が増えるからです。

デザインライブラリにガイドラインを設定する

ライブラリの「ガイドライン」は、エージェントが読むルール集です。コンポーネントの選び方、避けるべき使い方、色・スペース・角丸の決まりなど、キャンバスを見ても分からない情報を書きます。

設定できるのは、Professional、Organization、Enterpriseの各プランで、そのファイルの編集権限がある人です。公開済みのデザインライブラリが対象です。

  1. ライブラリが入っているFigma Designファイルを開きます。
  2. ファイルメニューから「Library」→「Manage guidelines…」を開きます。
  3. 「Upload」を押し、.md、.txt、.jsonのファイルを選びます。1つのライブラリに付けるファイルの合計は200KBまでです。
  4. 「Apply changes」を押します。

公式は、3〜8個の絞ったファイルで合計100KB未満を勧めています。同じ内容を複数のファイルに重ねると、処理時間とAIクレジットの消費が増えるとも書かれています。

ガイドラインを付けたライブラリを使う依頼は、そのぶんクレジットが増える場合があります。10月7日更新のヘルプには、ベータの間はガイドラインのファイルを自分で作って自分でアップロードする、エージェントに下書きを手伝わせることはできる、と書かれています。エージェント自体は一般提供になりましたが、ガイドラインの機能がまだベータ扱いかどうかは、ヘルプの記載だけでは判断できませんでした。

外部ツールをつなぐ:MCPコネクタ

エージェントとFigma Makeは、Model Context Protocol(MCP)という共通の仕組みで外部のツールにつながります。公式の「検証済みパートナーのコネクタ」には、Figmaが確認した21のサービスが並びます。

たとえばMapboxは、Makeのプロトタイプに地図を入れる用途で、Mobbinは実際のアプリの画面や設計パターンを参照する用途で挙げられています。そのほか、Notion、Asana、GitHub、Linear、Slackなどがあります。

  1. プロンプト欄の「Add context」を押します。
  2. 「Connectors」を選び、使いたいコネクタの「Connect」を押します。
  3. 外部ツール側の認証画面(OAuth)で許可します。弾かれる場合は、ブラウザのポップアップブロックを確認します。
  4. チャットで「@」を入力すると、接続済みのコネクタを名指しで指定できます。
  5. コネクタを使う依頼では、使うコネクタとツールが表示され、「Run」を押すと実行されます。

外部への書き込みができるツールは、初期設定では無効です。使いたいときは、コネクタの設定で自分でオンにします。

ウェブ検索を使う

Figma Designでは、ウェブ検索は初期設定でオフです。チャットのプロンプト欄で「+」を押し、「Web search」を選ぶとオンになります。

設定はすべてのチャットで続きます。

ヘルプでは、ウェブ検索のページは有料プラン向けの機能として載っています。公開されているページだけが対象で、ログインが必要なページや、スクレイピング対策のあるサイトは取得できないことがあります。

制限と、できないこと

使える場所と対象

  • エージェントは、Figma Designのデスクトップアプリまたはウェブブラウザでのみ使えます。スマホアプリは対象外です。
  • FigJamとFigma Slides上のエージェントは、公式ヘルプでは限定的なベータ(closed beta)とされ、そのあいだAIクレジットは消費しないと書かれています。
  • View、Dev、Collabシートの人や、ファイルが閲覧のみの人は、エージェントに質問はできても、ファイルの編集はさせられません。
  • Education(教育向け)プランのK-12は、AI機能が使えません。Figma for Governmentでは、Figma Make以外のAI機能は今のところ使えません。

現時点でできないこと・まだ対応していないこと

対応機能の一覧では、次の項目が「非対応(X)」です。

  • アセットの書き出しを代行すること
  • 棒グラフ、サンキー図などの図表やデータの可視化(FigJamのAIで作る、と案内されています)
  • Figmaサポートへの問い合わせやバグ報告

次の項目は「近日対応予定(Coming soon)」です。ベクター編集やDrawツールの操作、アイコンの作成、スロットの操作、プロトタイプとインタラクションの作成です。

クレジットまわりの制限

  • AIクレジットは、プランごとに別々に持ちます。複数のプランに入っていても、合算されません。
  • 元に戻す操作でファイルは戻りますが、クレジットは戻りません。
  • エラーを直す「Auto fix」「Fix for me」のような機能は追加のクレジットを使いませんが、新しいプロンプトで直そうとすると消費します(Figma Makeの説明)。
  • 0クレジットと表示されるときは、Makeなど他のAI機能で枠を使い切っている可能性があります。

コネクタとウェブ検索の制限

  • 外部サービス側のアカウントが必要です。Marvinとzeroheightのコネクタには、相手側サービスのEnterpriseプランや編集者権限などの条件があります。
  • 自分で作るカスタムのコネクタは、有料プランが必要です。
  • OrganizationとEnterpriseでは、管理者が検証済みコネクタとカスタムコネクタを、組織全体でオフにできます。

チャットの見え方と、データの扱い

2026年6月23日以降に作ったFigma Designのエージェントのチャットは、初期設定でファイルにアクセスできる人に見えます。見るだけで続きを打てるのは作った本人だけで、あとから自分のチャットを非公開にできます。

Figma AIのコンテンツ学習(AIモデルの学習にFigmaのコンテンツを使うかどうかの設定)は、StarterとProfessionalでは初期設定でオン、OrganizationとEnterpriseではオフで、いまは切り替えられないとヘルプに書かれています。これはFigma AI全般の設定の説明で、エージェント専用の記載ではありません。

対応言語や提供地域は、今回読んだエージェントのヘルプでは明記されていませんでした。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。ヘルプの記載と消費の目安から考えた整理で、実際に使った結果ではありません。

向いている使い方 向いていない使い方
名前の付け直し、テキストの一括差し替え、スタイルの適用など、手順がはっきりした作業(公式のガイドも、決まった作業は消費が少なめと説明) 「いい感じに作って」のような、範囲の決まっていない最初のプロンプト(やり直しの分だけ消費が増える)
デザインライブラリがあり、ガイドラインを整えられるチーム ライブラリがなく、ルールも言葉にしていないファイルで、整った結果を一発で期待する使い方
同じ作業を何度もするとき(スキルやプラグインにして、毎回の消費を抑える) 1つのチャットを何日も続けること(履歴が増えて消費も増える)
Starterで仕組みを試す程度の利用(月500クレジット) Starterで大きな生成を毎日続けること(1日150クレジットの上限がある)
デザインの案出しと、その後の人間による仕上げ グラフ作成、アセットの書き出し、プロトタイプの設定など、現状は非対応または対応予定の作業

よくある質問

Figmaエージェントは無料で使えますか

全プランで使えるとヘルプに書かれており、無料のStarterも含みます。ただし2026年10月6日からAIクレジットを消費し、Starterの席クレジットは月500、1日150までです。

ベータの間はクレジットを使いませんでした。管理者がAI機能を無効にしている場合、AI機能全般が使えなくなると公式は説明しています(例はMakeや画像編集)。

Figmaエージェントでクレジットがなくなったらどうなりますか

追加のAI操作ができなくなり、管理者にクレジットの追加をリクエストできる場合があります。管理者が上限を引き上げるか、クレジットを買い足せば、すぐ使えるようになります。

何もしなければ、毎月のリセットを待つことになります。残りとリセット日は、ファイルのメインメニューの「AI balance」で見られます。

FigmaエージェントとFigma Makeは何が違いますか

エージェントはFigma Designのファイルの中でデザインを作り変えたり整えたりする機能で、Figma Makeは動くアプリやプロトタイプを作って公開する機能です。AIクレジットは同じ枠から消費されます。

デザインファイルを整えたいならエージェント、動く試作品を作りたいならMake、と使い分けるのが公式の説明に沿った考え方です。くわしくは、記事前半の比較表を見てください。

Figmaエージェントとの会話は、同じファイルの他の人に見えますか

2026年6月23日以降の新しいチャットは、初期設定でファイルにアクセスできる人に見えます。見る人は続きを打てず、続けられるのはチャットを作った本人だけです。

見せたくない場合は、チャットのメニュー(More options)から非公開にできます。この設定の対象は、Professional、Organization、Enterpriseと書かれています。

まとめ

Figmaエージェントは、全プランで使える機能として一般提供になりましたが、10月6日からAIクレジットを消費するようになりました。公式の目安では、小さな変更で30クレジット前後、5画面のフロー生成で300クレジット以上です。

使う前に確かめたいのは、自分の席の種類(編集させられるのはFullシートか、Draftファイル)と、席クレジットの残りです。まずは範囲を絞った依頼から試し、消費量のアイコンで感覚をつかむのが、公式の節約ガイドにも合う進め方です。

Figma Makeのチャットの同時実行や、プレビューへの描き込み、Motionのスタイルの保存とLottie書き出しは、いずれも9月から10月初めにかけての更新です。料金や提供条件はAIクレジットの仕組みも含めて変わる可能性があるため、申し込みの前に公式の料金ページとヘルプを確認してください。

参考: