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Zoom無料プランのAI上限:回数・上限後の扱い・Pro料金(2026年10月時点)

Zoomの無料プラン(Basic)では、AIによる会議の要約やメモ取りに、月ごとの回数が決められています。公式の料金ページ(2026年10月9日確認)には、会議の要約は1か月あたり3回の主催ミーティングまで、AIクエリ(AIへの質問)は1か月あたり20件までと書かれています。

これらの機能は、以前は「AI Companion」と呼ばれていました。Zoomの公式ガイドによると、この名称は2026年6月に使われなくなり、いまは機能ごとの名前(ミーティング要約など)と、新しいAI「ZoomMate」に分かれています。

この記事では、無料プランで使える回数、上限に近づいたときや達したときの扱い、有料プラン(Pro)との違いと料金、上限を気にせず使うための手段、データの扱いとオフにする方法を整理します。画面の操作は公式ヘルプの記載を元にした整理で、この記事の作成中に自分のZoomアカウントで試した結果は含まれていない点を、先にお断りします。

公式ページに書かれていないことは「明記されていません」と書きます。内容は2026年10月9日時点の公式情報です。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • 無料のBasicは「月◯回」の回数制です。要約と会議中の質問は主催ミーティング3回まで、AIノート作成(My Notes)は3回、AIクエリは20件、ワークフローは10回が、公式の料金ページに載っています
  • 上限に達した後の画面、月の区切り、残り回数を見る場所は、読んだ公式ページに書かれていません。契約日を基準に毎月更新され、繰り越しもないと書かれているのは、有料のAIクレジットだけです
  • Proにすると、要約・会議中の質問・AIノート作成は無制限と料金ページに書かれています。ただしエージェント機能(AIが作業を進める機能)はProに含まれず、ZoomMateが別料金のクレジット制で用意されています

ZoomのAI(旧AI Companion)とは

Zoomの「AI」は、1つの機能ではなく複数の機能の集まりです。公式のガイドでは、機能ごとの名前で呼ぶ形に変わったと説明されています。

無料プランの回数は、次の3つがそれぞれ別の枠で決められています。

呼び名 何をするものか Basic(無料)での扱い
ミーティング要約・会議中の質問 会議の内容を要約してメールやチャットで共有する。会議中に見逃した部分を質問して確かめる 1か月あたり3回の主催ミーティングまで(料金ページ)
My Notes 会議中に自分でメモを取りながら、文字起こしで補う個人用のノート。Zoom以外のサービス、対面の会議にも使える 1か月あたり3回の利用(料金ページ)
ZoomMate 検索や自動化、資料づくりまで進める新しいAI。AIクレジットを使う 機能限定版の「ZoomMateベーシック」が無料プランに含まれる。有料版は別料金

公式ガイドは、有料のZoom Workplaceにはこれらの内蔵機能が含まれ、一部に利用制限があると説明しています。ZoomMateは追加購入または単体のプランで、AIクレジットが付くと説明されています。

ここで1点、注意があります。ミーティング要約やMy Notesの公式ヘルプでは、「使える条件」の欄にPro以上の有料プランが並んでいます。

一方で料金ページの比較表には、Basicの行に3回という数字があります。

この食い違いをどう読むかについて、公式ページの説明は見当たりませんでした。この記事では、数字が載っている料金ページを根拠にしています。

料金と使えるプラン

まず、AI機能の上限をBasicとProで並べます。数字は公式の料金ページの比較表のとおりです。

機能 Basic(無料) Pro
ミーティング要約 1か月あたり3回(主催ミーティング) 無制限
ミーティング内質問 1か月あたり3回(主催ミーティング) 無制限
AIノート作成(My Notes) 1か月あたり3回 無制限
AIクエリ(サイドパネル) 20 無制限
AIクエリ(ウェブ) 20 無制限
カスタム要約テンプレートの作成 使えない 月8回
エージェント型検索 合計10ファイル(1ファイル10MBまで)と、Zoom Meetingsのミーティング3回分 MicrosoftとGoogleのソースに対して月10回の検索
ワークフロー 月10回の実行(Zoomアプリ内のみ) ベーシックなワークフローのみ
エージェント(AIエージェントの作成) 使えない 使えない
AIが執筆をお手伝い(Canvas) 月3件のドキュメント プランの表に記載なし
ミーティングの長さ 1回40分 30時間
ミーティングの参加者 100人 100人

表のAIクエリは、比較表では「サイドパネル」と「ウェブ上」の2行にそれぞれ20と書かれています。見出しの文は「1か月あたり20件」です。

2つの行の20が別々の枠なのか、合わせて20なのかについて、公式ページの説明は見当たりませんでした。

エージェント型検索だけは、他の項目が「1か月あたり」なのに対して「合計」と書かれています。月ごとに戻るのかどうかの記載は見当たりませんでした。

この比較表の注記には、有料アカウントの中でBasic権限になっているユーザーには、これらのAI機能は対象外とあります。会社のZoomアカウントに招かれている場合は、自分の権限を管理者に確かめてください。

次に、料金です。円で表示されているものは、公式の日本語の料金ページの表記をそのまま載せています。

プラン 月額(1ユーザー) AI関連の中身
Basic(無料) 無料 上の表の回数。AIクレジットは付かない
Zoom Workplace Pro 2,684円(月払いの表示)/2,237円(一年分一括払いの月額換算) 要約・会議中の質問・AIノート作成は無制限。ミーティングは最長30時間
ZoomMate 3,160円(月払いの表示)/2,633円(一年分一括払いの月額換算) 毎月2,200のAIクレジット。無制限のAIノート作成、カスタムエージェント、ディープリサーチ、ライブ音声翻訳など

料金ページの下の注記には、表示価格に税金と手数料が含まれていないこと、すべてのプランが年間請求契約で、表示の月額は年額を12で割った参考値であることが書かれています。「月払い」と書かれた金額の支払い方法の詳細は、購入画面で確かめてください。

ZoomMateは、ドルでは月20ドルからと公式のガイドに載っています。為替換算は行わず、公式の表記のままです。

ZoomMateの行で「無制限」と書かれているのは、AIノート作成とカスタム要約テンプレートです。スライド生成やディープリサーチなどは、AIクレジットを使う機能として公式ヘルプに挙げられています。

使い方

手順は公式ヘルプの英語版の記載を元にしています。画面の名前や並びは、アプリのバージョンや新しい画面への移行で変わることがあります。

会議の要約を始める(ホスト)

公式ヘルプ「Using Meeting Summary with AI」に書かれている手順です。

  1. Zoomのデスクトップアプリで、ホストとして会議を始めます
  2. 会議画面の右上にある「Zoom AI」のアイコンにポインタを合わせます
  3. 開いたAIの窓で「Meeting summary」のチェックボックスを選びます
  4. 会議のあとで文字起こしも使いたいときは、「Generate transcript」にもチェックを入れます
  5. 「Start Zoom AI」を押します

始めると、参加者の画面ではAIが働いていることを示す印の色が変わります。停止するときは、同じ窓でチェックを外すか「Stop Zoom AI」を押します。

要約を始められるのはホストと共同ホストです。参加者は「Ask host to start Zoom AI」でホストに依頼できます。

要約を見る

要約は、会議が終わったあとにメールで届きます。公式ヘルプには、ウェブポータルから見る方法も載っています。会議の前後にミーティングのチャットを使える設定が有効な場合は、会議専用のグループチャットにも投稿されます。

ホストが共有を選んだ場合、参加者は要約を自動で受け取れます。ただし、自動で受け取るには参加者がZoomにサインインしている必要があります。

My Notesで自分用のメモを取る

公式ヘルプ「Using My Notes」の手順です。

  1. Zoom Workplaceのデスクトップアプリにサインインします
  2. ナビゲーションバーの「My Notes」タブを開きます。見当たらないときは「More」から探します
  3. 右上の「Create a new note」アイコンでノートを作ります
  4. 音声の文字起こしを使うときは、システム音声へのアクセスを求める表示で許可します

同じヘルプには、文字起こしを始める前に、会話の文字起こしに関する法令を守ること、必要なら参加者への通知を行うことが書かれています。

残りの回数や使用状況を見る

Basic向けの「残り回数」を見る画面は、読んだ公式ヘルプに見つかりませんでした。確認できたのは有料のZoomMate向けの画面です。

デスクトップアプリのZoomMateタブを開き、左下の歯車から設定を開いて「Credit usage」を選ぶと、現在のプラン、使ったクレジット、残りのクレジットが出ると公式ヘルプにあります。無料プランのBasicは「クレジットなし」と公式に書かれているため、この画面で回数が見られるかどうかは不明です。

制限と、できないこと

上限に達したらどうなるか

無料のBasicで、回数を使い切ったときの画面や動作は、読んだ公式ページに書かれていません。メッセージの文言、利用が止まる範囲、超過分を買える仕組みの有無も不明です。

分かっているのは、有料のAIクレジットの場合です。クレジットがゼロになるとアプリ内にメッセージが出て、クレジットを使う機能が制限される場合があると、公式ヘルプのクレジット解説にあります。

同じ解説には、会議の要約やメモ取りなど多くのAI機能は、現時点ではクレジットを使わない機能として挙げられています。このため、Basicの回数とクレジットは別の仕組みだと読めます(編集部の読み取り)。

いつリセットされるか

Basicの回数が「毎月何日に」戻るのかは、読んだ公式ページに書かれていません。「1か月あたり」と書かれているだけです。

暦の月初なのか、アカウントの作成日や契約日を基準にするのかは確認できませんでした。

有料のAIクレジットについては、公式ヘルプに契約開始日の月ごとの記念日に更新され、使わなかった分は毎月失効するとあります。例として、1月5日に購入した場合は毎月5日に失効し、新しい分が付与されると書かれています。

Basicの回数について、同じような説明は見当たりませんでした。

上限に近づいたという案内が届いたとき

利用上限に近づいたという趣旨の案内メールが届いた場合について、その仕組みを説明した公式ヘルプは、この記事の作成時には見つかりませんでした。

メール内のリンクを開く前に、ブラウザでZoomの公式サイトを開き、自分のアカウントにサインインして、プランの表示を確かめる方法が安全です。送信元のアドレスとリンク先のドメインも、見ておくと安心です。

そのほかの制限

  • 会議の要約は、ブレイクアウトルームの中では使えません
  • 日本語は、ミーティング要約、会議中の質問、AIチャットパネルの対応言語に入っています(公式の対応言語の一覧)
  • ZoomMateは、2026年6月1日にオンラインと直販の顧客向けに、英語のみで始まったと公式の説明にあります。日本語での対応状況は、読んだページには明記されていません
  • 公式ヘルプには、AI機能は特定の業種や地域の顧客には提供されない場合があるとの注意があります
  • Basicのミーティングは1回40分までです

データの扱い

公式ヘルプのミーティング要約の記事には、顧客の音声・動画・チャット・画面共有・添付ファイルなどの内容を、Zoomや第三者のAIモデルの学習には使わないと書かれています。

一方で、第三者のAIモデルの提供元を使う機能では、必要なデータをその提供元に渡します。たとえば要約をつくるときは、会議の文字起こしが該当のモデルに送られます。

データは米国のデータセンターで処理される場合があります。

要約中の会議では、参加者の画面でAIが動いていることを示す印の色が変わります。

代わりの手段:公式ヘルプで確かめられたもの

AIの回数を使い切ったあとも、会議の記録を残す方法はいくつかあります。公式ヘルプで確認できたのは次の2つです。

  • コンピューターへの録画: Basic(無料)のアカウントから使えます。ただし、コンピューターへの録画は音声の文字起こしの対象外です。録画ファイルはお手元のパソコンに保存されます
  • ライブ字幕: 2026年5月以降、字幕は会議が終わったあとに保存できなくなり、会議中は直前3分間までさかのぼって見られる形になりました。話した内容を残すには「ミーティングの文字起こし」を有効にする必要があり、有効にするのはホストか管理者です

文字起こしの設定が無料のアカウントでも使えるかどうかは、読んだ公式ページに書かれていません。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。

無料のままで足りそうな使い方 有料や別の手段を考えたい使い方
月に3回までの重要な会議だけ、要約を使う 毎週の定例会議や、1日に何本も会議があり、毎回要約を残したい
要約を使う会議を先に決めておき、残りは手書きのメモで済ませる 会議の後に、議事録の作成を担当者に頼めない
AIへの質問は、会議の準備や調べものに絞って20件を使う AIへの質問を、日常の調べものにも毎日使いたい
録画は無料のコンピューター録画で残し、文字起こしは自分の判断で別に用意する 社外秘の内容を含む録画を、外部のツールに渡すことに抵抗がある

要約を使う会議を選ぶなら、あとから文書として残したい会議(顧客との打ち合わせ、方針を決める会議)が向いています。雑談に近い会議は、メモで足りることが多いと考えられます。

Proにする目安は、月3回を超えて要約を使うことが続く場合です。AIの回数だけで比べると、Proは無料の枠の上限をなくす位置づけです。

録画を外部の文字起こしツールに渡す場合は、会議の参加者に録画と文字起こしをすることを伝え、社外秘の扱いも確かめてから使ってください。外部のツールの扱いは、この記事の調査範囲外です。

よくある質問

Zoomの無料プランで、AI要約は月に何回使えますか

公式の料金ページでは、1か月あたり3回の主催ミーティングです。会議中の質問も同じく3回、My Notesは3回、AIクエリは20件です。

Zoom AIの利用上限に達すると、AI要約はどうなりますか

無料のBasicで上限に達した後の動作は、公式ページに書かれていません。有料のAIクレジットがゼロになった場合は、アプリ内にメッセージが出て、クレジットを使う機能が制限される場合があると書かれています。

Zoom AIの月間上限は、いつリセットされますか

Basicの回数が戻る日は、公式ページに書かれていません。有料のAIクレジットは、契約開始日と同じ日付に毎月更新され、使わなかった分は毎月失効します。

ZoomのAI要約で、会議の内容はAIの学習に使われますか

公式ヘルプには、顧客の音声・動画・チャット・画面共有などの内容を、Zoomや第三者のAIモデルの学習には使わないとあります。ただし、機能を使うときは会議の文字起こしなどが、該当のAIモデルに渡されます。

ZoomのAI要約をオフにするには、どうしたらいいですか

公式ヘルプの個人設定の手順は次のとおりです。このヘルプはPro以上のアカウントを対象にしており、無料のBasicで同じ項目が表示されるかは書かれていません。管理者に固定されている場合は、グレーアウトして操作できない状態になっています。

  1. Zoomのウェブポータルにサインインします
  2. 右上のプロフィール画像から「Settings」を開きます
  3. 左のメニューで「Zoom AI」を選びます
  4. 「Meeting」の下にある「Meeting summary with AI」のスイッチをオフにします
  5. 確認の窓が出たら「Disable」を押し、「Save」で保存します

会議の最中に止めるだけなら、ホストがZoom AIの窓でチェックを外す方法もあります。このとき「Delete meeting assets」にチェックを入れると、その会議の要約と文字起こしを削除できます。

Zoom AI Companionは終了したのですか

名称が変わりました。Zoomの公式コミュニティの解説によると、2026年6月に「AI Companion」の名前が使われなくなり、機能は個別の名前(ミーティング要約など)で呼ばれるようになりました。

新しく加わったZoomMateは、別の位置づけのAIです。

ZoomのProにすれば、AI要約は本当に無制限になりますか

料金ページでは、Proの要約・ミーティング内質問・AIノート作成は無制限と表示されています。クレジットの解説ページでも、要約とメモ取りはクレジットを使わない機能とされています。

なお、カスタム要約テンプレートの作成は月8回までなど、Proにも個別の上限がある項目があります。

まとめ

Zoomの無料プランのAIは、機能ごとに「月◯回」の枠が決められています。要約と会議中の質問は主催ミーティング3回まで、AIクエリは20件までです。

上限に達した後の動作と、回数が戻る日、残り回数を見る場所は、公式ページで確かめられませんでした。メールで案内が届いて不安な場合は、メールのリンクを開く前に、公式サイトから直接サインインして確かめるのが安全です。

回数を気にせず使うなら、Proが無制限の枠にあたります。無料のまま使うなら、要約を使う会議を先に決めておく、録画は無料のコンピューター録画で残す、といった形で回数を使い分ける方法があります。

参考: