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Claude Sonnet 5.5の使い方・料金・無料利用・制限(2026年10月時点)

2026年9月28日、Anthropicが新しいAIモデル「Claude Sonnet 5.5」を発表しました。Claude 5.5ファミリーの2つめにあたり、9月22日に出たClaude Opus 5.5を補う、速くて費用の低いモデルと公式は説明しています。

公式の発表では、前のモデルのSonnet 5より出力が30%以上速く、ほとんどの仕事で費用が最大30%下がるとされています。API(プログラムからAIを呼び出す仕組み)の入力と出力の単価は、Sonnet 5と同じです(キャッシュ読み取りは半額になりました)。

この記事では、2026年10月9日時点の公式情報をもとに、Sonnet 5.5とは何か、無料で使えるか、料金、Opus 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1との使い分け、Claude Codeでの使い方、制限を整理します。画面の操作手順は公式ヘルプなどの記載を編集部が整理したもので、実機での確認は未実施です。

目次

結論:先に知っておきたい3つのこと

  • claude.aiでは、無料プランを含む全プランで使えます。公式の料金ページの比較表で、SonnetはFreeもYesです。ただしClaude Codeは、無料プランの対象外です。
  • APIの料金は、100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルです。Opus 5.5の半額で、入力と出力はSonnet 5と同額です。「最大30%安い」は単価の差ではなく、同じ仕事に必要なトークンが減ったことによる、1作業あたりの費用の話です。
  • 思考をオフにはできず、一部の依頼は別のモデルに切り替わります。通常の開発やバグ修正は使えますが、攻撃的なセキュリティ関連などの依頼は、前のモデルのSonnet 5で処理されたり、止められたりします。

Claude Sonnet 5.5とは

Sonnet 5.5は、Anthropicが作るClaudeのうち、Sonnetと呼ばれる系列の最新モデルです。公式のモデル一覧では「速さと賢さの組み合わせが最も良いモデル」と説明されています。

公式の発表は、Opus 5.5との違いを次のように書いています。Opus 5.5は慎重な判断が要る複雑な仕事向けで、Sonnet 5.5は範囲のはっきりした日常の仕事、バグ修正、資料・スライド・表計算の作成が得意です。

入力は文字と画像で、出力は文字です。文脈窓(一度に読める量)は100万トークン、1回の最大出力は12万8千トークンで、知識の期限は2026年6月と公式のモデル一覧にあります。

前のモデル(Sonnet 5)からの変更点

公式の発表が挙げる変更点は、次の5つです。いずれもAnthropicが自社で測定・説明した内容です。

  • 性能:コーディングの評価で大きく上がったと説明されています。ターミナル操作を伴う作業の評価では、Sonnet 5の10.3%に対して70.6%です。
  • 文章:Opus 5.5と同じく、前の世代より明快に書くとされています。初期に試した人からは、Sonnet 5より共同作業しやすいという声があったと書かれています。
  • 費用:入力と出力の単価はSonnet 5と同じで、同じ仕事に必要なトークンが減るため、Anthropicのテストでは1作業あたり最大30%安くなったとされています。
  • 速度:出力がSonnet 5より30%以上速く、これまでで最も速いSonnetです。
  • 安全対策:サイバーセキュリティの能力が大きく上がったため、Sonnetとして初めて、Opusなどと同じ種類の保護と切り替えの仕組みがついて出ています。

発表では、いくつかの評価で、Sonnet 5.5のlow(低)やmedium(中)の設定が、Sonnet 5の最高得点を約10分の1の費用で上回ったとも説明されています。

公式が示す評価結果

次の表は、発表ページに載っているAnthropic自身の測定値のうち、自社のモデル同士を比べたものです。数字が大きいほど良い点数で、測定条件の詳細は発表ページとシステムカード(安全性などの評価資料)にあります。

評価(何を測るか) Sonnet 5.5 Sonnet 5 Opus 5.5
Terminal-Bench 4.0(コマンド操作を伴う本格的な作業) 70.6% 10.3% 66.4%(xhighでの最高点)
GDPval-AA v2.1(44職種の実務に近い課題) 1844 1449 1846
Humanity’s Last Exam(多分野の難問、ツールあり) 64.5% 54.9% 67.7%

数字だけを見るとSonnet 5.5がOpus 5.5に迫る項目が多く、Terminal-Bench 4.0ではSonnet 5.5のほうが上です。一方で公式は、複雑で答えの決まっていない、判断を重ね続ける仕事ではOpus 5.5が明確に上だと、自社と外部の試験者の結果にもとづいて書いています。

発表には他社モデルとの比較も載っていますが、測定条件の注記が多いため、この記事では転記しません。

Opus 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1との違い

公式のモデル一覧と料金ページの表をあわせて、現行の4モデルを整理すると次のとおりです。

モデル 公式の説明 速さ API料金(100万トークンあたり、入力/出力) claude.aiでの利用
Fable 5.1 難しい推論と、長時間のエージェント作業向け 遅め 10ドル/50ドル Freeは不可。Proは追加課金の仕組み(usage credits)で利用。Maxは週の上限の50%まで
Opus 5.5 長時間のコーディングと知的作業向け 中程度 4ドル/20ドル Pro・Max・Team・Enterprise(Freeは不可)
Sonnet 5.5 速さと賢さの組み合わせが最も良い 速い 2ドル/10ドル 全プラン(Freeを含む)
Haiku 5.5 分類・抽出・振り分けなど、件数が多く速さが要る仕事向け 最速 0.10ドル/0.50ドルから(10万トークンを超える入力は0.50ドル/2.50ドル) 全プラン(Freeを含む)

Haiku 5.5の料金とHaiku 4.5からの変更点は、Claude Haiku 5.5の使い方・料金・制限にまとめています。

公式ドキュメントのモデル一覧は、迷ったときはまずOpus 5.5から始め、難しい推論や長時間の作業にはFable 5.1を使う、と案内しています。一方でSonnet 5.5の製品ページは、範囲のはっきりした日常の仕事向けと位置づけています。

つまり公式の案内は、「迷ったらOpus 5.5」と「日常の仕事はSonnet 5.5」の2つが並んでいます。使い分けの考え方は、後半の「向いている使い方・向いていない使い方」で編集部の見方として整理します。

Opus 5.5の料金・プラン・effortの詳細は、Claude Opus 5.5の使い方・料金・使えるプラン・制限で扱っています。

料金と使えるプラン

claude.aiでは、Sonnet 5.5の利用料金はプランの月額に含まれています。使える量はプランごとの上限で決まります。

プラン 月額(公式ページの記載) Sonnet 5.5 使用量などの目安(公式の記載)
Free 0ドル 使える(比較表でYes) 5時間ごとのセッション上限がある。メッセージ数の固定値は公式に明記されていない。Claude Codeは対象外
Pro 年払いで17ドル(200ドルを一括払い)、月払いで20ドル 使える Freeより多い。5時間ごとのセッション上限に加えて、週の上限がある。Claude Codeを使える
Max Max 5xが月100ドル、Max 20xが月200ドル 使える Proの5倍または20倍のセッション上限。週の上限もある
Team スタンダードシート20ドル(年払い)/25ドル(月払い)、プレミアムシート100ドル(年払い)/125ドル(月払い) 使える スタンダードはProの1.25倍、プレミアムは6.25倍(セッションあたり)
Enterprise シート20ドル(年払い)に加え、使った分をAPI料金で課金 使える 管理者がモデルやeffortをオフにしている場合がある

金額は米国の価格で、税は含まれません。地域やスマートフォンアプリ経由かどうかで表示は変わるため、最新の金額は公式の料金ページで確認してください。

使用量の上限の仕組み

有料プランの上限は、5時間ごとに戻るセッション上限と、週ごとに戻る週の上限の2種類です。claude.ai、Claude Code、Claude Desktopの使用量は、同じ上限に合算されます。

公式は、メッセージ数の上限を固定の数字では示していません。会話の長さ、使う機能、選んだモデル、effortの設定によって、消費量が変わると説明しています。

上限に達したときは、リセットを待つか、プランを上げるか、追加課金の仕組み(usage credits)を使います。Freeの具体的な上限の数字は、読んだ公式ページには載っていませんでした。

有料プランのチャットでは、Sonnet 5.5の文脈窓は100万トークンと公式ヘルプにあります。Freeの文脈窓の大きさは、読んだ公式ページに書かれていません。

APIの料金

APIでは、使ったトークン(文字数に近い単位)の量に応じて支払います。モデルIDは claude-sonnet-5-5 です。

項目(100万トークンあたり) Sonnet 5.5 Opus 5.5
入力 2ドル 4ドル
出力 10ドル 20ドル
キャッシュの読み取り 0.10ドル 0.20ドル
キャッシュの書き込み(5分) 2.50ドル 5ドル
キャッシュの書き込み(1時間) 4ドル 8ドル
バッチ処理の入力/出力 1ドル/5ドル 2ドル/10ドル

キャッシュは、同じ前置きを何度も送るときに安くなる仕組みです。バッチ処理(すぐの返答が要らない一括処理)は、入力と出力が50%引きです。

米国内だけで処理する指定には、1.1倍の価格がかかります。高速モード(研究プレビュー)の対象は、料金ページではOpus系のモデルだけで、Sonnet 5.5は載っていません。

計算例として、入力100万トークンと出力10万トークンの仕事を考えます。Sonnet 5.5なら2ドルと1ドルで合計3ドル、Opus 5.5なら4ドルと2ドルで合計6ドルです。同じトークン数ならSonnet 5.5が半額ですが、実際の費用は、仕事ごとに使うトークン数で変わります。

キャッシュ読み取りの価格は、9月28日の発表ページの表では0.20ドルのままですが、10月7日のHaiku 5.5の発表で半額にすると案内されました。現在の料金ページとモデル情報は0.10ドルで、Anthropicはこの値下げで、エージェント型の作業の多くが約20%安くなると説明しています。

Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryなど、他社のクラウド経由でも提供されています。その場合の請求は、各クラウド側の料金ページで確認します。

使い方

ここからの手順は、公式ヘルプとClaude Codeの公式ドキュメントの記載にもとづいています。

claude.aiで選ぶ

claude.aiは、Webのほか、iOSとAndroidのアプリ、デスクトップ版で使えます。

  1. claude.aiで、新しいチャットを開くか、既存のチャットを開きます。
  2. 送信ボタンの横に表示されているモデル名をクリックします。
  3. 一覧からClaude Sonnet 5.5を選びます。見当たらないときは「More models」を開きます。
  4. effortを変えるときは、もう一度モデル名をクリックして「Effort」を開き、レベルを選びます。

モデルとeffortは会話の途中でも変えられ、次の返答から反映されます。Enterpriseでは、管理者の設定によって選べるモデルやレベルが絞られていることがあります。

Sonnet 5.5は、effortの5段階(low・medium・high・xhigh・max)すべてに対応しています。公式の発表では、アプリでの初期値はmedium、APIの初期値はhighです。

effortの選び方

effortは、Claudeが1回の返答にかける思考の量を決める設定です。高いほど丁寧になる一方で、時間がかかり、使用量の上限に早く届きます。

公式ヘルプのレベル別の目安は次のとおりです。

  • low・medium:日常の作業向けで、使用量を長持ちさせたいときに向きます。
  • high:品質と速さのバランスが最も良いとされています。
  • xhigh:長時間のコーディングや自律的に進める作業向けです。
  • max:最も深く考える設定で、返答に時間がかかります。

Sonnet 5.5向けの公式ガイド(API向け)は、特に事情がなければhighから始めると案内しています。複数の手順を踏む作業でも内容がよく決まっているならmedium、チャットなど待ち時間が気になる用途ならmediumかlowから始め、難しい作業はhighへ上げます。

xhighとmaxは、自分の課題で効果を確かめた仕事にだけ使うよう、同じガイドに書かれています。

また、effortの段階はSonnet 5と同じ名前でも同じ量の思考にはなりません。前のモデルの設定を引き継がず、自分の課題で試して決めるよう勧められています。

頼み方で気をつけたい点(公式のプロンプトガイドより)

公式のSonnet 5.5向けガイドは主にAPIを使う開発者向けですが、チャットの頼み方にも通じる点があります。

  • 案や計画を聞きたいだけのときは、そう書きます。「これで何ができるか見せて」のような開かれた頼み方だと、資料や動画を作り始めることがあると、ガイドに書かれています。
  • 頼んだ範囲で止めたいときは、そう書きます。頼んでいないテストや文書、小さな補助ファイルを足すことがあるとされ、範囲を限る一文を添える方法が示されています。
  • 最新の条件が要る質問は、検索して確かめるよう頼みます。許可されること、必要なこと、かかる費用のように変わりやすい細部は、学習した知識で答えてしまうことがあると、ガイドは書いています。

Claude Codeで使う

Claude Codeは、ターミナルなどでAIにコードの作業を任せる、Anthropicのツールです。公式の料金ページの比較表では、Claude CodeはFreeがNo、ProがYesで、Max・Team・Enterpriseでも使えます。

Sonnet 5.5を使うには、Claude Codeのバージョンがv2.1.284以降である必要があります。古い場合は、ターミナルで claude update を実行して更新します。

  1. ターミナルで claude を実行して、Claude Codeを起動します。
  2. /model と入力し、メニューからSonnet 5.5を選びます。選んだ内容はすぐに反映されます。
  3. 1回のセッションだけ使うなら、起動時に claude –model claude-sonnet-5-5 と指定します。
  4. effortは、/effort のスライダーか、/model のメニューで変えます。Claude Codeでの初期値はmediumです。
  5. いま使っているモデルは、/status で確認できます。

公式ヘルプは、正確なモデル名や利用できるかどうかは、/model の表示が基準だと案内しています。

注意したい点が3つあります。1つめは、Claude Codeの初期モデル(default)が、Pro・Max・Team・Enterprise・Anthropic APIのいずれもOpus 5.5になっていることです(v2.1.280以降)。Sonnetを使いたいときは、自分で選びます。

2つめは、opusplan という設定です。計画を立てるplanモードではOpusを使い、実際の作業ではSonnetに切り替わるため、計画は深く考えさせて、実行は費用を抑えたいときに向きます。

3つめは、sonnet という短い名前が指すモデルが、提供元で違うことです。Anthropic APIではSonnet 5.5ですが、Amazon BedrockとGoogle CloudではSonnet 4.5、Microsoft FoundryでもSonnet 4.5、Claude Platform on AWSではSonnet 4.6を指すと公式にあります。これらでSonnet 5.5を使うときは、正式なモデル名を指定します。

Claude Codeを会社で使う場合、管理者が選べるモデルを制限していることがあります。その場合は、管理者に確認します。

補足:Claude Codeの「Mod」とは

Sonnet 5.5の話題と並んで、Claude Codeの「Mod」が取り上げられることがあります。公式の資料を読むと、Modは、Sonnet 5.5の機能ではなく、Claude Code自体の機能です。

公式の更新履歴では、Sonnet 5.5の追加は9月28日(v2.1.284)、Modの追加は10月1日(v2.1.287)の別の項目です。Modの項目は「プラグインが、より深い動作を変えられるようになった」という趣旨で書かれています。

公式のModの解説によると、Modとは、Claude Codeの動きを変えたり足したりするプラグインです。ツールの呼び出しや、送ったプロンプトなどの出来事に反応する小さなプログラム(JavaScriptかTypeScript)で、画面の表示を変えたり、独自のコマンドを足したり、ツールの呼び出しにルールを設けたりできます。

Modは、Claude Codeのターミナル版と、デスクトップ版のCodeタブで動きます。初期状態でオンで、ターミナル版はv2.1.287以降、デスクトップ版はv2.1.286以降が目安です。

Modは、利用者と同じ権限で動くプログラムです。ファイルの読み書きやネットワークへの接続もでき、サンドボックス(隔離された実行環境)の対象外のため、信頼できる作者と配布元のものだけを入れるよう、公式が注意しています。

インストールは、Claude Codeで /plugin install コマンドを使います。止めたいときは、/plugin の画面から個別に無効にするか、起動時に –safe-mode を付けます。Anthropicは、サンプルのModを公開しています。

APIで使う

APIでは、モデルIDに claude-sonnet-5-5 を指定します。Amazon Bedrockでは anthropic.claude-sonnet-5-5、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSでは claude-sonnet-5-5 です。

Sonnet 5からAPIの呼び出しを切り替える場合は、5つの変更点に注意が要ると、公式のモデル情報にあります。

  • 思考のオフ:thinking に disabled を指定するとエラーになります。代わりに between_tools を指定します。これは最初に考える段階だけをなくす設定で、effortがhigh以下のときに使えます。
  • ツールの強制:ツールを必ず使わせる指定(tool_choiceのanyとtool)はエラーになります。
  • 思考の記録:モデルが考えた内容の記録は、そのモデルと会話に結びつきます。履歴を書き換えると、エラーになることがあります。
  • パソコン操作ツール:Claude APIとGoogle Cloudでは、古い computer_20251124 は受け付けられません。
  • 助言ツール:Opus 4.8、Opus 4.7、Sonnet 5を助言役にした設定は拒否されます。

このほか、temperature、top_p、top_k を初期値以外にすると、エラーになります。細かい手順は、公式の移行ガイドにあります。

制限と、できないこと

思考はオフにできない

claude.aiでは、Sonnet 5.5の思考(答える前に考える動き)をオフにできません。Claude Codeでも同じです。

思考のオン・オフではなく、考える量は effort で調整します。仕組みとしては、仕事の難しさに応じてモデルが考える量を決める「適応型」で、effortが低いほど考える量が減ります。

一部の依頼は別のモデルに切り替わるか、止められる

Sonnet 5.5は、サイバーセキュリティの能力がSonnet 5から大きく上がったため、Sonnetとして初めて、強いモデル向けと同種の保護がついています。公式ヘルプは、すべての依頼に自動の安全確認がかかると説明しています。

公式ヘルプが挙げる区分と動きは、次の表のとおりです。

区分 対象になる依頼の例(公式の記載) 動き
サイバーセキュリティ 攻撃用のプログラムの作成、実行ファイルを調べる脆弱性の検査、侵入テストなど Sonnet 5で処理し直す
最先端のAI開発 最も高度なAIの開発に関わる一部の作業(特定のAI用チップ向けのカーネル開発など) Sonnet 5で処理し直す
生物 深刻な生物学的被害につながりうる依頼 切り替えず、その場で止める
思考の抜き出し モデルの内部の考え(推論)を、そのまま書き出させる依頼 切り替えず、その場で止める

公式は、ソースコードの脆弱性を調べるといった安全なコーディングや、通常のソフトウェア開発は使えると書いています。「なぜそう判断したか」を聞く普通の会話も影響しません。

確認の対象には、自分が入力した文だけでなく、メモリ、コネクタ(外部サービスとの連携)の内容、Web検索の結果、添付ファイルも含まれます。自分が書いていない内容がきっかけで、切り替えや停止が起きることがあります。

切り替わると、その旨のお知らせが表示され、回答には答えたモデルの名前が付きます。そのチャットではモデルの選択がSonnet 5のままになり、Sonnet 5.5に戻すには、モデル選択から選び直します。

戻した後も、元の依頼が会話に残っていれば、同じ保護が働いて再び切り替わることがあります。公式は、直前のメッセージを編集してから再試行すると改善することが多いと案内しています。

自動の切り替えは初期設定でオンです。オフにするには、claude.aiの Settings > Capabilities(Claude Codeでは Config > MODEL & OUTPUT)で、「Switch models when a message is flagged」を切ります。オフにすると、切り替わる場面でチャットが止まります。

切り替えが働く場所は、Web、モバイル、デスクトップ版、Claude Cowork、Claude Code、Claude Design、Microsoft 365向けのClaude、Claude Tagです。

生物学の研究が止まる場合、審査を受けた組織向けのLife Sciences Verification Programに申請できます。サイバー防御向けの認証プログラム(Cyber Verification Program)には、Sonnet 5.5は発売時点で入っておらず、公式は「近く申請できるようになる」としています。

課金については、切り替えた先のSonnet 5の回答は、Sonnet 5の料金で別に計算されます。止められた依頼の請求は、区分と止まった時点によって変わり、詳しくは公式ヘルプの該当記事にあります。

Sonnet 5.5の得意でないこと

  • 複雑で答えの決まっていない仕事:公式は、判断を重ね続ける仕事ではOpus 5.5が明確に上と書いています。公式のモデル一覧は、まずOpus 5.5から始め、さらに難しい推論や長時間のエージェント作業にはFable 5.1を使うよう案内しています。
  • 低いeffortでの途中確認:lowやmediumで長い作業を任せると、終わる前に「続けますか」と確認で止まりやすくなると、公式ガイドにあります。
  • 頼んでいない追加:テストや文書などを足すことがあり、高いeffortほど増えます。
  • 最新の情報:学習した知識で答え、検索で確かめるべき細部を外すことがあります。許可・必要・料金のような変わりやすい点は、自分で確かめるか、検索を頼みます。

知識の期限は2026年6月です。それ以降の出来事は、検索機能なしでは知りません。

提供地域・言語・データの扱い

公式の対応国・地域の一覧には、日本が載っています。モデル一覧には、現行モデルが多言語に対応していると書かれていますが、日本語の品質を示す数字は、読んだ公式ページでは見つかりませんでした。

学習への利用について、料金ページの比較表では、Free・Pro・Maxの欄が「Opt-out」(利用者が学習への利用を断れる形)、TeamとEnterpriseの欄が「初期設定では学習に使わない」となっています。詳細な条件は、各プランの公式ヘルプで確認してください。

公式の発表とヘルプには、Sonnet 5.5はゼロデータリテンション(データを保持しない扱い)に対応していると書かれています。提供終了は、2027年9月28日より早くはならないと、公式のモデル一覧にあります。

向いている使い方・向いていない使い方

ここからは公式の説明とは別の、編集部の見方です。公式の位置づけと料金の数字から考えたもので、実際の仕上がりの保証とは別の話です。

向いている使い方 向いていない使い方
報告書、スライド、表計算の下書きなど、範囲がはっきりした日常の資料づくり 方向性が決まっておらず、判断を重ねながら進める長い仕事(Opus 5.5のほうが公式の位置づけに合う)
既知のバグの修正や、機能の追加、コードのレビューなど、日々の開発 侵入テストのような、攻撃側の作業が中心のセキュリティ業務(Sonnet 5へ切り替わる可能性がある)
1日に何度も使う質問や下書き。Opus 5.5より単価が低く、速い 大量の文書を機械的に分類・抽出する仕事(Haiku 5.5が想定している用途)
Opus 5.5で計画を立て、Sonnet 5.5で実行する使い方(Claude Codeのopusplan) Claude Codeを無料プランで使うこと(Freeは対象外)
無料プランで、新しいモデルを試してみたいとき 最新の料金や規則を、検索なしで答えさせること

使い分けの順番としては、まずSonnet 5.5で試し、結果が足りない仕事だけOpus 5.5に切り替える方法が、費用と待ち時間を抑えやすいと編集部は考えます。公式のモデル一覧が「迷ったらOpus 5.5」と書いている点とは、考え方が異なるため、自分の仕事で両方を試して決めるのが確実です。

よくある質問

Claude Sonnet 5.5は無料で使えますか

claude.aiのFreeプランで使えます。公式の料金ページの比較表で、SonnetはFreeを含む全プランが「Yes」で、Opusは「No」です。

無料プランには5時間ごとのセッション上限があり、メッセージ数の固定値は公式に明記されていません。Claude Codeは無料プランの対象外で、APIは従量課金ですが、新規ユーザーにはAPIを試すための少額の無料クレジットが付くと、公式の料金ページにあります。MaxとTeamの契約者には、毎月のAPIクレジットも付きます(受け取り方と使える範囲)。

Claude Sonnet 5.5とOpus 5.5は、どちらを使えばよいですか

公式の発表では、Sonnet 5.5は範囲のはっきりした日常の仕事、Opus 5.5は慎重な判断が要る複雑な仕事が得意です。API料金はSonnet 5.5が入力2ドル・出力10ドル、Opus 5.5が4ドル・20ドルです。

Opus 5.5の詳しい使い方は、Opus 5.5の解説記事にまとめています。まずSonnet 5.5で試し、足りなければOpus 5.5へ、という順番が編集部のおすすめです。

Claude CodeでClaude Sonnet 5.5を使うには、どうすればよいですか

Claude Codeをv2.1.284以降に更新し、/model でSonnet 5.5を選びます。1回だけなら、起動時に claude –model claude-sonnet-5-5 と指定します。

Claude Codeの初期モデルはOpus 5.5なので、自分で選び直す必要があります。無料プランでは使えず、Pro以上のプランか、API利用の契約が必要です。

Claude Sonnet 5.5で「モデルが切り替わった」と表示されるのはなぜですか

攻撃的なサイバーセキュリティや、最先端のAI開発に関わる依頼などが、自動の安全確認に引っかかると、Sonnet 5で処理し直されます。確認の対象には、メモリ、Web検索の結果、添付ファイルなど、自分が書いていない内容も含まれます。

直前のメッセージを編集して再試行すると、改善することが多いと公式は案内しています。切り替えは、Settings > Capabilities の「Switch models when a message is flagged」でオフにできます。

まとめ

Claude Sonnet 5.5は、公式の説明では、Opus 5.5を補う、速くて費用の低いモデルです。API単価は入力2ドル・出力10ドルで、Opus 5.5の半額です。

claude.aiでは無料プランを含む全プランで使えます。Claude Codeは有料プランが必要で、初期モデルはOpus 5.5なので、Sonnet 5.5は自分で選びます。

思考はオフにできず、一部の依頼はSonnet 5に切り替わったり、止められたりします。プランや料金、上限は変わることがあるため、契約や設定を変える前に、下の公式ページで最新の内容を確認してください。

参考: